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囚われていた恩返し
今ならわかる
恩返しは、自分自身が幸せになること
自己肯定感の低さか?
HSPが原因か?
育った環境か?
理由はハッキリしないけれど
昔からあらゆる場面で
「恩返ししなければならない」
という感情に囚われていました
子どもの頃から習っていたスポーツで
試合の成績が地元の新聞に載ると
叔母が電報を送ってくれたり
誕生日はもちろん、入学、卒業、就職
諸々の節目には、電報➕お祝いをいただいていた
自宅兼事務所だった実家のマンションでは、毎日"働く父の姿"を見ていたし
父もまた、試合の成績が良いとお小遣いをくれていた
高校生になり、自主的に朝練を始めた私に合わせて、早起きして朝ごはんとお弁当を作ってくれた母
機嫌は悪そうだったけど…
実家では良くも悪くも、全て見えていたから、なるべく早くお役に立てるようにならなくてはと普通に思っていた
就職したら、すぐ恩返ししなくてはと
高卒で某メーカーに就職し
初任給、ボーナスはもちろん
何かにつけて、これまでにしていただいた以上のことを返さなければと必死
ありがたい=申し訳ない
だったのかもしれません
だから、終わりがない
ありがたいの裏にある申し訳ないが
永遠に続くことで、恩返しも続く
恩返し🟰物を贈ることや、お金だった
FPになり、たくさんのお客様の家計を見ていく中で、お客様が一生懸命働いて稼いだお給料や、奥様が頭を抱えながら家計のやりくりをして支払ってくれているお金があって
私自身も、子どもの頃からそんなお客様方に間接的に育てられていたんだなと思うようになった。
そんなお客様にも恩返ししなくてはと…
自分らしさや、やりたいことは置いておいて
今度は、私を育ててくれたお客様に恩返ししなくては!と
仕事に疲れ果てた父を見ながら引き継ぐことを決断
そう、誰も私に頼んでなんかない
私が勝手に引き受けた
囚われた恩返しによって
お客様に迷惑をかけることは絶対にしないし
最初は頼りないと思われて仕方がないから、想像を超える満足度を与えなければならない
そう思いながら必死だった
そう、私が勝手に思ってやっていたこと
そして自分で苦しい環境を作っていく…
自分自身が満たされていなければ、与えられるものもない
結果、身を削ることとなり心身の不調につながる
本当の恩返しって
自分自身が幸せであること
その姿を見せること
なんであんなに囚われていたんだろう…
でもきっと、HSPはそうなりがちだと思う
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