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また転移/乳がんのこと

おはようございます。
乳がんサバイバー7年目のmiiです。

2020年に入り、あっという間に節分も過ぎました。

今日は、現在の状況(乳がんのこと)をnoteしたいと思います。


1月の採血で、腫瘍マーカー【CA 15-3】の数値が1,000を超え、そのほかのマーカーも右肩上がりにつき、2月はCTを受けることになった。

1月は痛み止めも飲まずに生活できていたので、日に日に良くなっているのではないかと錯覚するくらい、体は絶好調だった。
楽しみにしていた年末年始も親姉妹夫婦と本当に幸せな夢にまでも見た時間を過ごせた。

腫瘍マーカーはあくまでも目安でしかない。
骨転移してるんだから、マーカーは下がらないのだろうと、前向きに捉えていた。


検査は節分の日。
朝一で彼からあったいメッセージが届いた。

採血、CT、そして問診と、月頭の月曜なのにとてもスムーズだった。

「miiさん、あまり良くない結果がでました」
CT画像を見ながら先生が淡々と話出した。

「骨転移に関してはあまり変わらないが、肺は大きくなってるね。そして問題なのは【肝臓】に出たこと。」

一通り説明を受けた後、先生から治療方針をいくつか提案された。

①フェソロラックス(注射のホルモン剤)
②フェソロラックス+イブランス(経口分子標的薬)
③ゼローダ(内服の抗がん剤)

②は金額的に毎月20万近くかかる。
とは言っても、ありがたいことに高額医療保険で払えるであろう額になるだろうが、この治療を一生やっていくとなると、働きたい。自立したい。という願いは到底叶うはずもない。
なぜなら、普通に働いたら、高額医療はもとより、税金も絡んできてしまうので、現実問題として副作用を考えると、今働ける範囲では医療費ですら払えなくなるのが現実問題。
『治療中の人も働ける社会を!』なんて所詮キレイゴトだ。
国は一人でも多く税金をとるためにやっていることだ。

宝くじでもあたったらどんな治療でも受けて立つのに。
この悩むという選択すら辛いことだなあとか、色々考えた結果【化学療法(抗がん剤)】を選んだ。

ゼローダは点滴時のような脱毛や白血球減少もあまりないようで、今の仕事にもさほど影響はないのかなというのと、金額的にも②の1/10程度で済みそうなので、これなら続けられると思った。

今までの私なら、即決せずに一旦持ち帰り、むしろ治療をやめようかという選択も入れていたかもしれない。

今回は先生が出してくれた提案を自問自答しながら、そして先生を信じて前向きに選択をした。
②の場合、払えなくなったら③に変更可能だということで、やはり新しい治療のほうがいいのか?とも思ったが、脱毛のおそれと、白血球の減少はあるとのことなので、おそらく仕事に影響はあると思う。
でもまず抗がん剤からはじめて、効き目がなければ②にトライしてみようと思った。

こう前向きになれたのは彼のおかげだと心から思った。
不安だろうからと検査前に指輪をプレゼントしてくれた。
そばについてるからと。

もちろん親、姉、そして友人の存在も大きい。
愛の力は偉大だなとあらためて実感した。

今日で服用から4日
昨日少し手足先がピリピリし始めた。
舌もピリピリとしびれている。
これは副作用なのかどうかは不明。


次回は『ゼローダ』についてnoteします。


【現在の治療】

◾️化学療法(服用)
今月からゼローダ(カペシタビン)錠へ変更。


2017年10月〜
ノルバデックス錠20mg 1錠
(1日1回朝食後)

2018年10月〜
レトロゾール錠2.5mg 1錠
(1日1回朝食後)

2019年11月〜
フェアストン錠40mg 3錠
(1日1回朝食後)

2020年2月〜
ゼローダ錠→カペシタビン錠300mg 4錠
(朝・夕 食後)
ピドキサール錠20mg 1錠
(朝・夕 食後)
ネキシウムカプセル錠10mg 1錠
(1日1回 夕食後)
※ 21日連日内服し、7日間休薬する。


◾️点滴注射
2019年11月〜
ゾレドロン酸点滴4mg
(15分間の点滴/3ヶ月に1回)
骨強化の点滴

◾️現在の転移箇所
肺・左肋骨・骨盤・左大腿骨
肝臓(新規)


◾️腫瘍マーカー
CA 15-3:2291.9
CEA:655.9
NCC-ST439:188.0
(2020.02.03)


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