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ビジョナリー・カンパニー②飛躍の法則/ ジム・コリンズ(2024/7)

【感想】
第三章の「だれをバスに乗せるか」は、銀行が例題に挙げられており、親近感を覚えた。最近の自社の採用は、中途採用の割合が多くを占めている。10年前はほとんど中途採用はなかったのだが、様々な経歴の社員が次々と入社している。
中途採用が増えることによって、旧態依然の文化も薄まってきていると感じる。色んな業界で活躍した人たちが様々な意見や考えをぶつけてくれるので、新しい風がどんどん取り込まれている。
一方、既存社員がどんどん離職しているかと言われるとそうでもなく、本書でいう「バスに乗せる人は」しっかりしているが、「バスから降ろす人は」そこまで増加していない気がする。ここは、日本の組織風土に合わない部分かもしれない。

企業規模が小さくなればなるほど、人材を選ぶことができなくなり(確保するだけで精一杯であり)、今いる人材でどう乗り越えていくかを考えるしか選択肢がなくなる。もう少し大企業と中小企業の人材交流が盛んになればいいなとも思った。

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