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三千円の使い方/原田ひ香(2023/1)

【要約】
以下の登場人物のお金や将来設計に関する部分にフォーカスした小説。

御厨美帆(妹)…お金に対して無頓着であり、貯金もほとんどない。
真帆(姉)…専業主婦。コツコツお金を貯めていて、お金についての知識もある。
御厨智子(母)…夫に不満がある。友人の熟年離婚の話を聞き、金銭面に不安を覚える。
御厨琴子(祖母)…老後資金1,000万円を貯めていたが、徐々にお金が減っている事に気づく。
小森安生(祖母の知り合い)…定職につかず、結婚願望もない。将来設計もまったくしていない。

【感想】
書店に行くたびに目にとまっていた本で、お金にまつわる小説でベストセラーなら読んでおいてもいいのではと思い購入しました。

登場人物が個性的であり、お金の価値観や人生設計についても十人十色です。

自分はこの登場人物に考え方が近いな…と当てはめて読み進めるのもいいかもしれません。

本編にはどうやったらお金が貯まるのか、節約できるのか、ということも記されていますが、割とありきたりなことが多いです(カフェやコンビニで飲み物を買わない、ポイ活をする、家計簿をつける)。

しかし、この当たり前を継続させることって凄く難しいことだと思います。作中にもありますが、まずは1日100円ずつ貯金するなど、ハードルを下げてから始めることが大事だと改めて感じました。

読書・ランニング・日記をつけることは3カ月~2年以上続けられているので、ここに毎日の貯金を追加しようと思います。

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