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発達段階に合わないおもちゃ〜プラレールと息子たち①

こんばんは育休中教員のmiiです。

我が家ではクリスマスにサンタさんからプラレールを貰いました。
と、同時にたまたま、おばあちゃんサンタからもプラレールを貰いました。

トーマスとジェームスの列車が2台ずつ😂
レールも立体交差のコースが作れるくらい大量です。

今日はそんなプラレールを大量に一気に渡された3歳1歳兄弟について書きます。

プラレールを貰ってから2週間

プラレールを貰った瞬間、2人は大はしゃぎ!!

「早くレール作って!」

「ん?そうか、作り方知らないか。
 えーっとこういう風に凸凹を組み合わせて…」

「お父さんやって!」

「ハイハイ」
と言いながら、作る夫。
ここでモノづくり大好きな夫の心に火がつきました🔥

おもちゃ屋さんにある展示さながらの大作を作り上げました!

「すごい!」

目をキラキラさせながら遊ぶ子供たち。

ただ、彼らは力加減を知りません。

立体交差のコースは、ちょっと当たって支柱がずれただけで、すぐに壊れます。

「お父さん直して!」

「ハイハイ」
と、直す夫。

また、しばらくすると壊れます。

「お父さん直して!」

「ハイハイ」
と直す夫。
夫の様子は、「仕方ないなぁ。」と言いながら苦笑い。

というのが、年末年始の夫が休みの期間ずーーっと行われていました。

そして、夫の新年仕事始め初日。

「お母さん作って!」

……うわっ!こっちに来た!

仕方なく適当に、平凡で頑丈そうなコースを作りました。(平面的でシンプルな小さめのコースの方が頑丈)

「こんなんじゃない!」

「えー……今からお母さんお洗濯したいんだけど」

「洗濯しない!レール作って!」

……仕方ない。とりあえず作るか。
出来上がって、洗濯に向かいました。

洗濯カゴの中身を、袖を伸ばしたりポケットの中を確かめたりして半分ほど処理した頃、

「お母さん直して!」

やっぱり来たか。

1〜2回直したものの、埒があきません。

「もうお母さんは直しません」

「わーん😭ギャー❗️直してよ〜!!」

……ただでさえ忙しいのになんでタスク増やされなあかんのや!
私は疲弊していきました。

発達段階に合っていないおもちゃ

今回この様な事態に陥ったのは、なぜでしょう。

①息子達がコースを全く組み立てられないから。
 (凸凹を理解しておらず丸いコースさえ作れなかった)
②プラレール初心者の息子達に夫のハイレベルな展示コースを与えたから。(ハードルが高くなりすぎた。)
③私は夫と違って、同じ遊びで粘り強く息子達の相手を出来ないから。

特に②は大問題だと思いました。
初めから完成度の高いものを見せられた息子達にとって、プラレールは作ってもらって走らせるもの。
つまり、思考停止状態でただただプラレール展示をずーっと眺めるのだけ遊びになりました。

この思考停止状態の不自然さは、テレビを見ている時の息子達の姿とも重なります。我が家もテレビさんにはお世話になっていますが、小さい子がテレビの前でじーっと画面を見続けているのを見ると、ちょっと不自然で、早めにこちらの用事を終わらせてテレビから息子達を返してもらいます。(スイッチを入れたのは私だけれども)

公園でわーきゃーはしゃいだり、はたまた何が楽しいのかわからないような単純作業(石並べ、葉っぱ踏み)等に没頭したりする息子達の方が楽しそうです。

いまこそプラレールを自分で試行錯誤して作るものに戻そう!

とにかく、この状況がずーっと続くなんて耐えられないと思った私は、改革に乗り出しました。

レールや橋桁を減らしてしまえ!

今あるレールや橋桁を小さいシンプルなコースが2こ作れる位に減らして、減らした分はクローゼットに隠しました。

改革を実行した後

はじめは、

「アレ?ちょっと無くなっちゃったかな?」
と、気付いた長男でしたが、

「え?そう? とりあえず、一緒に作って遊ぼうよ!」
としらばっくれました。笑

すると、
息子達が凸凹を覚えて、ちょっとずつ長く繋げられるようになりました。
また、今までは大人の手で、無駄のない効率的な循環するコースが作られていたのが、縦横無尽に広がるコースが出来るようになりました。

自分で繋げる次男

長男は
「長いの出来た!」
「ぐねぐねの出来た!」
と嬉しそうに教えてくれます。

次男は、
長男の作ったコースで力一杯遊んだり、そのコースを更に伸ばしたりしています。
力の加減が難しい次男にとって、平面で大きなコースは遊びやすいようです。

とりあえず自分なりのコースを作って遊ぶ楽しさに気付いてくれて良かった!
これで私はレール修理工の仕事から解き放たれました。(しめしめww)

(夫とプラレール)

夫は子どもの頃プラレールに没頭し過ぎて取り上げられた過去があるそうです。
だから、久しぶりにプラレールで遊べて&息子達から尊敬の目で見られて嬉しかったのかも。

確かにモノづくり好きな夫の作るものは何でも、私とはクオリティが一味違います。ブロックも積み木もマグフォーマーもプラレールも、私が作るとなんかパッとしないけど、夫が作ると、大きさや形が私の想像を超えてくる。

ただ、息子がそれを見ると、
僕には出来ない→「お父さん作って!」になる。

お父さんへの尊敬をとるか、息子のやる気をとるか。どちらも大切だと思うので難しいところです。

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