母の存在

大人になって気付く母の偉大さ。

同じ局面に立たされて気付く母の強さ。

他人と比べて気付く母の寛容さ。

最近、母に感謝することが多くある。
自分が母親になるまで母親についてそこまで深く考えた事はなかったが、
改めて感謝することが多く母を超えらないと思うこの頃。


私も娘にとって偉大な母でいたい。

私が母を誇らしく思うように、私も娘にそう思われたい。

私の母のように

可愛らしく　しなやかで

強い　そんな母になりたい。

私は3人姉妹の末っ子

母は、それぞれ性格の異なる女子を相手に、

時にはつまずき、悩み。
それ相当に対応していたんだろう。

普段は生真面目でしっかり者で頼れる存在なのに、たまに大きな失敗をして周りを驚かせる長女。

気難しい性格で一番扱いが難しい。人一倍愛情深くて、人のために全力で尽くす。勉強熱心な次女。

私はというと、上の二人を見て、愛想を振り撒く事や自分の立ち回りを自然に覚え、上手く世を渡る方法を身につけた八方美人。

母は、色々悩む事もあっただろう

長女が安泰な大学受験に失敗した時

次女が肺気胸で入退院を繰り返し、浪年した時

彼の転勤にくっついて、実家を離れ東京で生活し出す自由な私。

あの時は大変だった？なんて話しをしても、
「そんな事もあったわね？もう忘れちゃったわ！」
とあっけらかんとした返答。

その時は悩み、苦しみ、何て声をかけよう。なんと言って叱るのがいいか。どうサポートしようか。
きっと沢山考えただろうに、、、

40歳を過ぎても、いつでも末っ子で母親に甘えている私。
そんな私もようやく孫を見せられて、娘として親孝行らしい一仕事を迎えようとしている。

気合いを入れて私が旗を振ってみたが、
そんな時も母は一枚上手で、

あなたが読んでる育児書はある？
おねーちゃんの時も借りたのよ。あれから10年経っているし。

え？3人を育てた母も勉強するおつもりですか？

と驚く。


私の時はね〜
なんて昔ながらの育児を押し付けるのではなく、昔と違いがある事をわかった上で、あなたの方針は？と聞いてくるあたり、

なかなかあっぱれで、関心しました。

母親もきっと、自分の時に押し付けられて嫌な思いをした経験があるに違いない。
と悟った。


そんな
うわてな母
肩を並べるなんて事は到底無理そうだ。

ようやく、娘として親孝行と言える一仕事が待っているけれど、母のようになれる日はまだまだ遠いと感じさせられる。

同じ立場になって

知らしめられる

母の偉大さ