言葉狩りと危険な婉曲表現について。

有川浩(現在は有川ひろ)
「図書館戦争」シリーズが大好きな私です。

中学時代に高校受験の勉強を
ストップさせてまで読み、
ははに怒られた覚えがあります。

表現に関して、今回はお話させてください。


まずは言葉狩りについて。

例えば、
有名なのは

障害者と障がい者

ですね。

よく議論されている問題なので、
あえて触れずにいようかとも思いますが、

障害者手帳と世間的にいわれるものを
保有している私ですので、

一言、言わせてください。

当事者からしても、
本当にどうでもいいです。


害の字を、がいとして書こうね。
そんな配慮は求めてません。

もちろん意識して、
そう書いてくれてる人に
噛みついたりはしませんよ。

でも変な意識の人が、
障害者と書いている人に、

正義感振りかざして指摘しているのを
見ると、

余計なことを。

と思います。

他に、
もっと規制されている表現については、
いろいろあります。

かたわ、クロンボ

など。

もちろん上記の例は、
差別意識を表すものでもあるので、
規制がかかる理由も分かります。

でも表現をなくしたとて、
根底の差別意識が消えたのでしょうか?

それで満足してませんか?

差別表現をなくそう。
そして、差別意識と向き合おう。

そこがきちんとセットなら、
理解出来ます。

でも、大前提として。

差別意識に関しては、
消えることはないと思います。

これは仕方ない。

誤解してほしくないのですが、
だから差別してよい。

という意味ではないです。

自分に差別意識がない。
もしくは世間から差別が消えた。

と考える思想が危険なので、
差別意識はどこかで誰しもがもつ危険がある。

だから向き合っていかなければならない。


こういう意識が大事ということ。


ただ、
言葉狩りをして喜ぶ人たちは
気をつけてください。


また言葉狩りに対応して、
危険な婉曲表現がたくさん見受けられます。

援助交際=パパ活

完璧なイコール関係では
ないかもしれませんが、

言い換え表現が流行っているのは、
みなさんもご存知のことでしょう。


言葉が婉曲になれば、
ハードルが下がります。


自分が本質として、

どんなことをしているのか

理解しないままに、
婉曲な言葉に騙されて、

あなたは、
何かを許そうとていませんか?

言葉は大切です。


言葉狩りをすれば、
一つの概念が消える。

危険な婉曲表現をすれば、
本質が分からなくなる。


あなたも何かを狩られるかもしれない。

そして、
もしかしたら、
時に、ハンターになってるかもしれない。


この記事が参加している募集

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?