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夏っていつ終わる?

夏はいつ終わるんでしょうね。海に入れなくなるのはお盆前くらいだし、暑さが落ち着くのなんて9月の後半くらいだろう。
そもそも季節には定義があって、夏はここからここまで!っていう決まりがあるのかもしれない。ただそれを知りたいということではなくて、もっと漠然的でいい。僕の中で、あるいは人々の中で夏はいつ終わるんだろうと思っただけである。

候補1 海に入れなくなるまで
上でも書いたが海に入れなくなるまでというのはどうだろう。海は夏の象徴とも言うべき存在だ。人生の夏休みとも呼ばれる大学生時代に一度も海水浴に行かなかった僕だが、夏と言えば海というイメージは否定できない。しかし、海に入れるのはお盆前までというのが通説だ。何故ならクラゲが出て危ないから。ただ照りつける日差しはクラゲからは逃げてくれない。海は終わってもまだまだ夏は終わってくれないのだ。

候補2 暑くなくなったら
夏は暑い。幼稚園児でも分かる事だ。暑くなってきたら、もう夏だね〜。とかそんな会話をするものだ。やっぱり暑さは夏の特権なのだ。
いや待て。一般的に秋と呼ばれる9月であっても8月と変わらず暑くないか?毎年毎年、9月になったのに全然暑いじゃんよーと嘆いている気がする。9月の暑さは夏の残り香みたいなものと言ってしまえばそれまでで、少なくとも暑さという指標では夏は測れないと思った。

候補3 夏休みが終わったら
これは有力候補かもしれない。9月まであるような大学生の夏休みは置いておくとして、大体言われるのは8月31日まで。それが終わればまた悲しい学校生活の始まりだ。はい、もう学校始まったから夏終わりね、決まりです。みたいな。無理やり夏打ち切られる感あって悲しいな。

候補 4 みんなが半袖を着なくなったら
考えたら外国人とか冬でもTシャツ着てるし、年がら年中半袖短パンの小学生いるな。夏休みは終わってしまったというのに。

候補5 最後の花火が終わったら
何年経っても思い出してしまうものである。鮮やかな花が散って、もの寂しい夜空と煙の余韻だけが残るとなんとも切ない気持ちになる。そぞろに人が動き出して、後は家に帰るだけ。なんかやり切った感が出てくる。線香花火だってそうかもしれない。手持ち花火の最後にやるし、控えめな火花が散るものの、最後にはこれまたポツンとした火の玉が地面に消えていく。花火のように華やかだった夏がすっと終わる。終わったあとで、よっしゃ!そうめん食べよ!という気持ちにはなれそうもない。

候補をいくつか出してみた。夏休みのように急に切り替えさせられるような夏の終わりもあるが、真夏のピークが去った後に上がる最後の花火のように、例え8月が終わってなくても、まだまだ暑くても、終わったと思ってしまったらそれはもう夏の終わりな気がする。結局は心の持ちようなのかもしれない。
ところで、今年も暑いだけで海には入れてないし、最後の花火だって見ちゃいないし、線香花火もやってない。俺の夏はいつ終わってくれるんだ?

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