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【菊花賞2023】血統的に買える馬、相変わらずほとんどいない【予想】

ダービーと同じデータクラッシュ臭がする…。

今週は菊花賞。いよいよ最終戦ですねぇ…。今年のオイラの3歳戦を見返してみたんですけど、なんかボチボチと普通に当たってたんだなぁと。マジで何故かわからんけど記憶から抹消されてたw まぁ豆馬券ですからね。

桜花賞は予想当たってたけど、騎手が信用できずに買わなくてw
皐月賞は単勝が当たって。
オークスも馬連が当たって。
ダービーもハーツコンチェルトが穴馬で当たって。
秋華賞はハナからヤル気が無くて…。

で、まぁ色々とあったなぁと。色々とあったんですけど、オークス辺りはガチで馬券当たったことすら忘れてましたねw 見返して、アレ?って思った。

これ多分、今年の3歳戦がデータクラッシュとか多かったり、古馬戦のソングラインやディープボンドの激走で馬券当たったそっちの方が印象が大きかったからでしょうね。noteでも画像を挙げましたけど、あの時期マジで回収率が少なく見積もっても500%~600%以上はあったので。
オークス辺りは本当に記憶から完全に抹消されてた…w

オイラの記憶力の問題もありますけど、あとはやっぱり今年の3歳戦がややこしいっていうのが大きいですね。それに加えて、今期はオイラが心の底から気に食わないと思っている馬場状態(笑)だから、イラつき過ぎて過去のことまで丸ごと抹消された、と。
そう考えると、脳に相当のダメージが入ってるのかもしれないw

実際に、結論から言うと菊花賞もダービーと同じくらい意味不明ですからね。秋華賞の場合は絶対的な本命がいましたけど、今回はそれすらいない感じ。わけわからないから、馬券とか関係なく久々にガッツリ血統でも見ていきましょうかっちゅー話ですね。せっかくの3000mですし。って言っても、ダービーと同じでコレと断言して買える血統なんてほぼいないんですがw
そもそも、ダービーも普通にデータクラッシュしまくりでしたもんね。乗り替わりの外国人ジョッキーが勝っちゃったし。

近年で特徴的なのが、純粋なステイヤー気質の馬なんてもう絶滅寸前だってことですね。菊花賞はその傾向がかなり出てて、本来なら中距離向けの血統がこの舞台で平気で勝っちゃうなんてことも起きています。それでも、京都開催ならディープとステゴとかスタミナの裏付けのあるサンデー系の中長距離血統を買っておけばもう間違いなかったのでわかりやすかったのですが、最近はそれすら薄れててさらにヤバイ感じです。
現役ですら、ハッキリとステイヤーで安定傾向のある古馬ってディープボンドだけですからね。

加えて、今年の秋開催の京都は馬場造園の大失敗で、もう馬場がウンコ中のウンコさらにスピード志向が強まっていて内々しか話にならないのは、オイラの記事を見てくれている人は前提知識として頭に入っていると思う。
馬場傾向の分析は↓

なので、馬場傾向に関しては造園課に期待できないので、ゴチャゴチャ考える必要はないと思うんですよね。というか、このままの傾向が続くと枠番で内取れない時点で間違いなく終わるので。秋華賞も、雨とか降ろうがなんだろうが結局、掲示板を1ケタ番が独占でしたもんね。
考えるだけ無駄だなって。1ヵ月前は楽しみだったんですけどねぇ…。

ちゅーことで、もう余計なことは考えずに従来の京都なら…って前提で血統でも見ていきます。今の京都の馬場の傾向を見て話をすると、ハッキリ言って血統的に買える馬が多すぎて逆に絞れないので…w
マジで全馬なにが来てもおかしくないんじゃないの?って思う。まぁ正直、応援馬券以外はこのレース一銭も買いたくないw 馬券買う人は、当日まで絶対に馬場は見ておいた方が良いですよ。前日買いとか本当に危険。

じゃあ、従来京都なら絞れるの?って話ですけどこれは簡単に絞れますね。そもそも、改修前の京都で上位に来ていた種牡馬ってメチャクチャわかりやすい特徴があります。
それは、【サンデーサイレンス×欧州血統】っていう組み合わせです。これって、超高速化が始まった2015年あたりを境にしても変わっていない唯一の距離といっても過言ではないです。

以下、過去10年の菊花賞連対馬のサンデー系種牡馬の特徴↓

ディープインパクト→【サンデー×欧州型】
ステイゴールド→【サンデー×欧州型】
ディープスカイ→【タキオン×欧州型】
スペシャルウィーク→【サンデー×欧州型】
ネオユニヴァース→【サンデー×欧州型】

それ以外の種牡馬は【非サンデー×ディープ】、これに該当していない連対は過去10年くらい見てもロベルト系だけです。

つまり、どういうことかというと近年で日本競馬で猛威を振るっているような短・マイルで強い血統とかアメリカ牝系の影響が強い種牡馬はこの舞台には本来は全く合っていないんです。それだけ、従来の京都は実は欧州型のスタミナと馬力が求められていたってわかると思います。
その前は、ダンスインザダークとかニジンスキーの影響が強かった種牡馬も猛威を振るっていたので、この傾向はもう間違いないです。

で、ここから母系にもスタミナと馬力があると判断できるのはたった1頭しかいません。もうご存じの通り、ナイトインロンドンです。なので、従来京都の通りならマジで高い確率でこの馬が穴をあけていたと思います。

でも、何回も言う通り今年は明らかにスピード色が強い短~マイル型の母系が穴をあけてるので、ここらへんが信用できないっていうのも事実なんですよね。オイラは、ナイトインロンドンの応援馬券は買いますけど、それ以外の有力馬の血統傾向もちょっと見ておきます。先に言っておきますけど、検討してもガチで全馬買える要素ありますよw 今の馬場なら。
まぁ、ここらへんはオイラの個人的な見解も入るのでご参考程度に。

ソールオリエンス。この馬に関しては、結局キタサンブラックをどう評価するかで全部変わるんじゃないですか? 母系は欧州型で明らかに足りてますけど、父系のサクラバクシンオーからのジャッジアンジェルーチが長距離に向いてるかって言われたら、絶対に向いてないですからね。 
そもそも、現役時代のキタサンブラックなんて血統的に絶対に菊花賞を勝てないって言われてたんだから。だって、キタサンブラックの菊花賞の人気知ってます? 13倍の5番人気ですからねw 普通に中穴だから。それだけ、当時はみんな向いてないって思ってたんです。向いてるとか言ってるの、普通に後出しだからね。オイラを含めてw
オイラはキタサンは突然変異種だと思っているので、それが距離適性でどう影響を与えるかはもう少し見てみたいですね。去年のガイアフォースは、予想のときにも「血統的にこの手の馬が長距離で無双したら日本の長距離戦は本格的に終わり」だって話をしててやっぱりダメでしたけど、ソールオリエンスに関しては今年の馬場と母系的に来ても全然納得できるので。
そういう意味じゃ、楽しみですね。

タスティエーラ。この馬も従来京都なら絶対に向いてないですね。今年の馬場だとどうなることやら。そもそも、サトノクラウンの父のマルジュってトライマイベスト~ラストタイクーンの影響がモロに出てる種牡馬で、長くてもそれこそ2400mが限界なんですよね。というか、2400mでも長いくらいなので。
なんでノーザンダンサー系のくせに(?)これだけ距離適性が短いのかって言うと、トライマイベスト~ラストタイクーン側のトムフールからのバックパサーがメチャクチャ利いてると思うんですよね。トムフールもバックパサーも、アメリカのスピード競馬で活躍してた馬なので。実際に、ラストタイクーンなんかも主戦場は1000m~1600mでしたからね。
で、このラストタイクーンの影響をさらに強く受けてる馬が日本の大種牡馬にいたんです…って言って、ピーンと来た人はもう十分に血統博士ですw
そう、キングカメハメハです。キングカメハメハの母父もこの系統で、だからこそキンカメの直子も2500m以上のGⅠで1個も勝てなかったでしょ? 絶対にミエスクとここの影響が強かったと思うんですよね。って流れで見ていくと、キンカメでムリなんだからマルジュ系列のこの馬はもっとダメだろって思います。まぁ、でもそういう意味じゃ日本の今の超高速馬場には向いているとも言えますけど。
母父マンカフェが奇跡を起こすかどうか、ですね。

サトノグランツ。この馬については、今の京都を見ると一番バランスは良いのかなって率直に思いますね。以前にも言いましたけど、オイラはそもそもサトノダイヤモンドを血統的に長距離馬と思ったことは1度もないのでw 血統傾向的にも南米の影響が強いですので、サトノグランツみたいに母系で欧州型の血を取り入れてあげるのって大事だと思うんですよね。
この馬って、南米のダンジグと欧州のダンジグのブレンドで、それ以外はゴリゴリの欧州血統の母系ですので本当にバランス良いと思うんです。だから、高速決着にも強いしズブイ決着にも平気で突っ込んでくるし。なので、先週までの超高速の京都になっても従来型の京都になっても、格好は付けてくれるんじゃないですかね?
あとは、長距離を大の苦手としている騎手だけ…w 長距離戦って、マジで騎手が大事ですからね。

ファントムシーフ。普通に長距離戦は向いてないと思いますね。欧州型のデインヒルの3×3ですから。これで勝ったら血統とは?ってなる…w
でも、怖いのはやっぱり武騎手なんですよねぇ…。この人の長距離適性ってマジでバグってて、当時ですら中距離向けの血統でそういう馬は上位に来づらかったエアスピネルアドマイヤメインを3着にねじ込んできましたからねw あんなのできるの世界中でこの人くらいですよマジで。
なので、騎手だけで怖い。血統もクソもないですがw

ドゥレッツァ。この馬って多分、意見が結構分かれるだろうなぁって思う。少なくとも、オイラは従来京都って前提ならまず向いてないって思いますね。母系オセアニア牝系で明らかにスタミナ足りてないので。サザンヘイローにダンジグですからね。どう見ても母系の適性は短距離~マイルです。
同じオセアニア牝系で活躍している同父の馬では、それこそリバティアイランドがいますけど、じゃあリバティアイランドが菊花賞を走って勝てるかって聞かれたら間違いなく勝てないって大半が答えるでしょうしね。
でも、こういうタイプが今の京都に向いてるんですよw 難しいことに。今の京都ってこういう母系短めで父系がダートでも走れそうな中距離以上の馬がガンガン来てるんです。実際に、この手の馬を前開催からここまで何回馬券で当てたことか…w
それに加えてルメールだから、これ血統派には人気するだろうなぁ…ってオイラは思いますね。今の京都だからこそ来るって思う気持ちはクソわかるw
そういう意味じゃ、楽しみですね。

ノッキングポイント。まぁ向いてはないですよね。阪神の3000mだったらちょっと面白かったのかな…って思う。何で向いてないかっていうと、母系のハッピーパスの影響が大きいと思うからです。これダービーのときにも少しだけ触れましたけど、そもそもノッキングポイントって将来的には1600m~2000mを走ってると思うのですよ。何でかって言うと、ハッピーパスの影響がある馬は例外なくそうだから。
なんかよくわからないですけど、この母系の馬って2歳~3歳のときはメチャクチャ調子が良くて距離もどこでも走れそうな感じがするのですけど、4歳にかけて早熟傾向が加速して一気に距離適性が短くなるんですよね。で、最終的にマイルに落ち着くって言うw なんででしょうね? 不思議だけど。血統的には別にもうちょい長めでも走れそうなんですが。父親のモーリスの比較的緩やかな成長曲線でどうなるか…って感じじゃないですかね。

ハーツコンチェルト。距離とかの前に、ハーツ特有の早熟気質が出ていないかどうかって点だけだと思いますね。まぁ、ハーツ産駒は菊花賞に勝ててないんで、向いてるとか言うとそれはそれでウソになるんですが…w
ダービーで穴馬に指名した時も言いましたけど、血統傾向的に本来ならダービーってこの馬が勝っていたと思うのですよね。でも、あの時でも勝てる可能性はそれほど高くないって観点から話したのは、明らかにローテがおかしかったからです。これも当時、何回も言いましたよね。
ハーツクライって別に晩成でもなんでもなくて、早期に活躍させると早熟傾向が強まるって言うのはオイラの記事を見てくれている人は既に知っての通りだと思いますけど、実際に前哨戦の神戸新聞杯も負けたじゃないですか? 同じ血統傾向だとワンアンドオンリーとかもそうでしたけど、やっぱりダービー~この時期を境に調子を落とすんですよね。ドウデュースですらそうでしたから。ハーツコンチェルトの場合は、ただでさえ春におかしなローテでクラシックに出ていたので、そこらへんの消耗をどう考えるか、でしょうね。

サヴォーナ。従来京都なら向いていないと思いますね。神戸新聞杯で本命だったオイラが言うんだから間違いないですw 神戸新聞杯の回顧のときも言いましたけど、とにかくサヴォーナの母系ってスピード型なんですよね。
ダンジグ系スニッツェルは短距離天国のオセアニアで猛威を振るっていた血統で、自身も1000m~1200mでしか勝ち星を挙げていないウルトラ短距離馬で、ロードアットウォーなんてアルゼンチン生産の馬ですからね。
スタミナ要素どこ…?wって感じです。でも、こういうのを今の馬場の2400mとかでも走らせちゃうのがやっぱりキズナでありドゥラメンテなんですよねぇ。もう本当に悩ましいというか…。この馬なんて2600mでも平気で勝ってますからね。キズナに関しては毎回言っていますけど、馬券ファンが想定している以上の距離適性の長さをしているので。
何でかって言うと、やっぱりキズナの方のダマスカス(パシフィックプリンセス)の影響が強すぎるからです。

最後にリビアングラス。同じキズナ産駒ですけど、距離適性的にはおそらくこっちの方が向いてるんじゃないかなって思いますね。というか、日本競馬とメチャクチャ馴染みのある血統をしているので。重度の血統ファンや中毒者なら多分、誰でも知ってると思うレベル。
母父カーリン自体が距離適性長めのダートで活躍していたっていうのもありますけど、そもそもスマートストライク直子ってベラボウに芝適性が高いんですよね。この馬って、アメリカの近代競馬を支えているくらいに素晴らしい血統なんですけど、芝と相性が良いのもスマートストライクからの芝適性の高さもあると思うんですよね。
実際に、直子のイングリッシュチャネルとか芝2400mのブリーダーズカップを勝ってますし、日本ではダート中距離~長距離戦で活躍してたアムールブリエとかいますしね。
何より、スマートストライクが持っているノーダブルが重要で、この馬って日本で行われたグレード制導入前の第1回のジャパンカップの覇者であるメアジードーツの父親なんです。
それくらい、昔から日本競馬と相性が良い血統です。おかえり、って感じ。

こんな感じで、従来タイプの馬場ならまぁまず勝てないだろうなっていうのが大半なんですけど、今の馬場を考慮すると「う~ん…?」って感じなんですよね。いや向いてないけど走れないこともないんじゃない?っていう。
そう考えると、やっぱり何が来てもおかしくないですよね。

実際に、先週と同じ傾向なら前開催の超高速馬場で結果を出したサトノグランツ、サヴォーナ、ファントムシーフで決まってもおかしくないですから。先週、ローズS3着だった大穴のマラキナイアですら3着争いに僅差で突っ込んできてたくらいなので。

個人的には、近年だとフィエールマンワールドプレミアが勝ったときくらいの母系もゴリゴリの欧州型が勝ったような馬場になると見てて面白いだろうなぁ…って思いましたけど、まぁ多分いまの傾向を見ているとムリでしょうからね。
なんやかんや言ってきましたが、最終戦くらいは好きな馬でも買おうぜって話ですね。ナイトインロンドンとか、今の馬場だと前走みたいに下手したら暴走してケツの方になるかもしれませんがw

ちゅーことで、菊花賞たのしみ(/・ω・)/





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