見出し画像

やりたいことは無理に決めなくても大丈夫。それより大切なことがあります。

森数 美保 @MihoMorikazuです!

以前、「職務経歴書は何のためにあるのか」というnoteを書きました。

このnoteを通じて複数名の方から相談を受けたのですが、

- やりたいことは何となく決めたけど、具体的なことがイメージできない
- この先のキャリアを「どうやって」「いつ」決断したらいいかわからない
- 職務経歴書をどうかけばいいのかわからない

というものが殆どでした。

みんな悩んでいる…!!!!

面談を通じて私が感じた課題感は以下です。

- 自分のキャリアの価値がわかってない(もったいない!)
- 価値がわかってないので見せ方もわからない(もったいない!)


市場における自分の場所が見えなくて迷子!!!!


以前 石倉さんが やりたいことを見つけようという言葉の呪縛 というnoteを書いていましたが、「やりたいことを決めなければいけない」という気持ちが強く、現在地(今の自分)とそこへ向かう手段(強み/できること)が置いてけぼりになってしまってるなぁと。


やりたいことは無理に決めなくてもいい

自己啓発系の本では、「目標設定が大事」だと書かれています。
それは正しい。でも「目的地を明確化しないとダメ」だと思い込んで無理やり設定するのは得策ではありません。

次に目指すキャリアが定まっていない場合は、以下の順番で整理してみてください。

 1) 自分がしてきたことを知る

- 自分のできることは何か
- 残してきた結果は何か
- どうやってその結果を残したのか

 2)自分が価値を置いていることを知る

- 何をやっているときに意味や価値を感じられるか
- 仕事を選ぶときに大切にしたい価値観は何か
- (過去現在含め)転職しようと思ったきっかけは何か?
- そこから具体的なアクション(転職活動)に踏み切った理由は何か?

 3) 次のゴールを決める

1)と2)で整理した内容を元に、次のキャリアゴールについて考えます。

- 今回の転職で優先したいことは何か
   - 働き方?給与?仕事内容?

 4) ゴールと現実のギャップを知る

全く同じ仕事は存在しません。同じ職種でも会社が変わればやり方も変わる。何かしらの「ギャップ(乖離)」はあります。
大切なのは「その違いは何か?」に気づくことです。
(市場や仕事について知らないと難易度が難しい作業かもしれません)

 5) ゴールにつながる糸を「今」から探しだす

到達したいゴールと現実のギャップを知って、ゴールにつながる糸を「今」から探しだして何本も何本も繋げてくことが大切です。
過去も含め、日々の選択と行動が今の状況を作り出しています。
まずは自分を知って、現実が未来の自分に追いつくように糸を繋げていくのです。

 6)上記を踏まえて経歴書を磨く

この「糸を探し出して形にする」のが転職エージェントの腕の見せ所だと思うのですが、最近はあまりそこまでやる(できる)エージェントは少ないようです。売り手市場だからですかね。

職歴書はこれまでの経験をただ羅列すればいいというものではありません。
- どこに向かうのか?なぜそこへ行こうとするのか?(転職目的と理由)
- どうしてそこへいけると思うのか?(過去の経験からエビデンス)

を示すために書きます。

過去に、「これは…論文?」と思うほどの超大作レジュメを受け取ったこともありますが、詳しければ良いというものでも勿論ありません。笑

これまでのキャリアパターン、目指す先によって最適な職歴書の書き方は変わります。残念な職歴書に仕上がっているばかりに、自分のことを十分に理解されず、ご縁を失っていくのはとても残念だなと思います。


" 本質的な価値を理解し、相手に届ける(伝える)"

仕事においても大切なことで、意識している方は多いと思うのですが、いざ自分のこととなると難易度はあがりますよね。
第3者の視点は必要だと痛感しています。

過去と現在を整理して適切にアウトプットすることで、得られる結果は大きく変わります。転職エージェント時代、担当登録者の決定率全国1位だったのですが、ポイントはほぼここ(職歴書の書き方)でした。

いきなり大きなゴールから考えるのではなく、上記の順番で整理していくとスムーズですよ。

* * *

「私の場合はどうなるの?」「ちょっと話してみたい!」という方、お気軽に連絡下さい。


勝てる職歴書の書き方支援やってます!



よろしければサポートお願いします。いただいたサポートはコーヒー代として使わせていただき、次の執筆のがんばるパワーとなります◎