#035 『007は二度死ぬ』(1967)

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『007は二度死ぬ』(1967)
原題:『You Only Live Twice』

物語冒頭。あれ、見る映画間違えたかな?と思わせる。前回が海中でしたから、今回は宇宙という話、、かと思いきや、今回は日本がテーマ。

ボンドカー→水中戦→日本、とやりたいことに特化していくスタイル?というのがここ3作の印象。ずっとこうなのかな?さりげなさがある方が好きなんだけどなぁ。

物語は米ソの宇宙船が謎の飛行物体に捉えられるという事件が発生。緊張がはしるなか謎の飛行物体が日本周辺から飛び立っているのが発覚。ボンドが派遣される。ボンドの行動を敵の目から逸らすために、死亡を擬装、報道を行う(←逆に怪しいだろ、、)

日本が舞台の映画はやはり日本人が見ると違和感しかないのだけど、53年前の日本ってこうだったんですかね(迫真)。

日本が舞台だが、日本各所をつかってる。"もうやめて!"と思ったのは姫路城でニンジャを養成している場面だ。第2作、ロシアより愛を込めてでスペクターの訓練風景を想起させる。柔道着と剣道着をきたエージェントが訓練してる。

逆に見所はヘリコプターの空中戦だ。これはなかなかすごい。
ただ物語としてはもうお決まり(※)を見せるために無理くり突っ込んだ場面な感じなので素直に褒めたくもない。
※MI6の研究開発員Qがボンドに装備を渡し説明、ボンドが窮地に陥ったときに使う、というのがお決まり。

「リトルネリーを遣してくれ、出来ればパパ(Q)もね。」Q扱いが荒いぞボンド。

日本のエージェントのトップはタイガー田中。
丹羽哲郎である。晩年の丹羽哲郎のイメージしかなかったので、全然気づけなかった。

本作でスペクターのNo1が顔を見せる。
坐して、ペルシャ猫を撫で顔を見せないというお決まりが崩れた作品だ。まぁいずれはこうなるのだけど、少し残念な気持ちがあったことは隠せない。

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