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暗記が楽になるコツ

突然ですが、
誰かのことを思い出すとき
あなたはその人のなにを思い出しますか?


顔、と答える方が多いでしょうか。


わたしは「〇〇さん」と名前を聞いたとき
顔も思い出すのですが
顔が浮かぶより先に
その人の声が頭の中に響きます。

つまり私は人を
声で憶えているんですね。

その人のつけていたコロンの香りを
思い出すという人もいるでしょう。

靴音を思い出すとか
手の感触を思い出すとか

案外、顔だけで人を
記憶しているわけではないということが分かります。

あなたはいかがですか?

視力以外の感覚を使うほうが
あんがい記憶が簡単にできる
ということに気づくかもしれません。


単語がおぼえられない
文法をすぐ忘れてしまう

英語でつまづく人の中には
こうしたことが障害になっている方が
少なくありません。

英語学習に記憶作業はどうしても必要です。

わたし自身、翻訳プロになるまで
単語を覚え込み
文法をたたき込み
構文を詰め込みました。

記憶作業には
単語リストを作って持ち歩き
何度も見返してテストするとか

参考書や単語集を繰り返し読む

ということをしました。

もちろん、それによって
インプットはされるのですが
アウトプットのときに
「あれ、なんだっけ、
あの本のあそこに書いてあったんだけどな」

ってことがよくありました。

反対に意外とするっと出てくるのは
オーディオブックで聞いた文章の
中に含まれていたり

自分で声に出して
読み上げたものだということに
気がつきました。

しかも
発音が分からない単語は
憶えていないことも分かりました。

つまり文字だけでは
わたしは単語を記憶しにくい
特質があったのです。

たとえ間違った発音を記憶したとしても
迷わず発音できる単語は
ただの記憶情報から
アウトプットに使える情報に
なっていました。

ということは私は
音を中心に記憶するほうが
効率がいいはず。

目でスペルなどをおぼえて
さらに発音を調べて再記憶
というのでは二度手間ですし
目で憶えたものは
さきほども書いたとおり
定着に時間がかかります。

そこで
新しく単語を記憶したり
英語の長文に触れるときは
オーディオブックやポッドキャストを使う
あるいは音読して自分の声を使うようにしました。

すると
冒頭で書いた、人を思い出す場合と同様
アウトプットするときに
自分が読み上げた声で単語が
頭の中に浮かぶようになりました。

文字の画像で思い出そうとするより
思い出すのも
それをキャッチするのも
わたしに関しては
速度が全然違います。

どの感覚が得意なのかは
人それぞれ異なります。

ですので、みなさんも
自分がどの感覚でものごとを
記憶しているか
あるいは記憶から引っ張り出しているかを
振り返ってみてください。


そして得意な感覚を上手に使えば
記憶作業が効率的に
楽になります。

そうなれば
英語自体へのハードルも
ずいぶん低くなると思います。

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