思考が行き詰る5つの要因 ①優先順位 

思考が行き詰るのは複数の要因が絡まっているのに一つの問題にとらえてしまっている、問題の仕分け不全だと書きました。一つのように見えて、心の問題、情報不足、外的要因がからまっています。

そんな風に複数の要因をごちゃごちゃしてしまう仕分け不全の原因がこの5つ。

  1. 優先順位

  2. 損得勘定

  3. 他人軸 

  4. 責任転嫁

  5. 妄想の心配

今日はこの中の1.優先順位について書きます。

優先順位をまちがえている

このパターンにはまる人は、目先の緊急な問題に意識をもっていかれています。

たとえば仕事で疲弊して退職し、今度こそやりたいことを思い切りする人生にしようと考えたとします。そしてその人のやりたいことが文章を書くだったとしましょう。

ところが、ただ文章を書いていても収入につながりません。なので、文章を書く時間をたっぷり生みつつ収入が得られる方法を探して、ビジネススクールに行きだしたり、収入を得るための仕事を探したりします。

すると希望に合う仕事が見つからないし、ビジネススクールの課題は出るし。将来の豊かさのためにやることはいろいろあるのに、気づくと一文にもならない文章を書いてしまう。課題をこなして、ビジネスのスキルをあげて、稼げるようにならなければいけない。こんなことをしている場合じゃない!

そうなるとあらたな悩み。やるべきことをきちんとできない自分という悩みが生まれます。

つい文章を書いてしまう自分は怠け者で、意思が弱い、だめなやつだ。これをなんとかしなければ。というわけで、こんどはメンタルを鍛えるワークショップへ。。。するとそこで、カウンセラーという仕事を知ります。カウンセラーになればどこかに勤めるという形態をとらず、楽にかせげそうだ。よし、ではカウンセリングを学ぼう。

こういうことが永遠に続いてしまい、そのうち優先順位が稼げる仕事につくこと、にすり替わり、でもそれが上手くいかなかったりやる気になれずに、動けなくなってしまう。どうしよう、なんてダメな自分なんだ。。。

解決は簡単です。

文章を書く時間を毎日自分に与えましょう。

やらなくてはいけないことがあるから、24時間書いていることはできないかもしれない。でも30分でも1時間でもいいから、1日のスケジュールを決めるときに、書く時間を一番最初に決めるのです。

それをやりたいから仕事をやめたのに、どうしてそれをやる時間を自分から奪うのでしょう?本末転倒ですよね。だからエネルギー落ちるし、混乱するし、自分を責めちゃう。

いつのまにか、なんのために自分が仕事をやめ、なんのために今の状態にいるのか、「稼がなくては!」という目の前の強力な命題に意識が奪われ、見失ってしまっているから、稼がないといけないのに、つい他のことをやってしまう自分をどうにかしなくては、という悩みになってしまうのです。

とにかくこれが好きで、これを自分はやりたいんだ!ということを明確に、それを優先順位の1番にちゃんと据えるのです。

毎日それをちゃんと自分に味わわせてあげる。そうすると、自分はちゃんと自分を幸せにできる、という自信になります。そして、学んだり稼いだりするのもこの幸せのためだと情熱とつながることができます。

大切なことを一番の特等席においておく。そうし続けるために、なにをするのか、という順番で考えると、ぶれない決断や選択ができるようになります。

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