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Day 355 頑張り麻薬、夢を追いかける自分に酔う中毒から覚めた今

昨日はダンスの先生に「レッスン時間より少し早く来れますか?」と言われたので、残りのレッスンチケットが少なくなってきたし、今後のビジョンのすり合わせかなあと思っていた。

実際話してみたら、特になにかということではなく、今の美帆さんはどんなかなと思って、ということで。

それが嬉しかった。この情報を得ようとか、お互いのビジョンをすり合わせしようとか、もちろん、そういうのも楽しいけれど、ダンスに関しては今は絶賛燃え尽き中なので、今後といわれるとむしろ逃げたくなる状態。

なので今回も次のことを話されたら、ちょっとげんなりだな、と思っていた。それをちゃんと感じていてくれたこと、だから今はどんなことを思っているのかをただ聞こうとしてくれたことに、すごー--くほっとした。嬉しかった。

燃え尽きた状態は、ダンスに対してだけでなく、たぶん人生とか成長発展していく生き方とか、今の自分でないものになろうとすること全体に対して起きている。そしておそらく、この頑張ることで得られる高揚とか興奮とかは、もう今後感じることはないだろう。この頑張り麻薬、夢を追いかける自分に酔う中毒から覚めたのだ。

なにか素敵で立派な人になってキラキラの成功人生を歩む、そういう壁に張られたポスターへのあこがれでなく、もっと小さく、もっと深く、もっと地味でもっと素の自分にもどってそのまま生きたい。

ああ、でも、素の自分を今の自分と別に考えているから、また分離している。

とにかく、自分でないと違和感を感じるもの、無理して求めている高くにあるものも、絶望したくないから低く置いているものも、すべて、自分とずれていると感じるものを丁寧に脱ぎ捨て、これが自分だと裸で清々しい風を感じていたい。

ダンスは上手になりたい。でもそれは、私より上手で人から認められ賞賛されている誰かになるためでなく、ただただ心と身体がもっと踊りたいと望むだけのレベル、強さ、量でいい。ときに少しかもしれないし、ときにまた歌舞いたように激しいかもしれない。

そうとしかいられないし、もうそれでいいやと思う。コントロールはしょせんできないのだ。なってしまうようになり、やってしまうようにやるだけなのだ。


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