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議員インターンシップ 大学生からのフィードバック

 私の師匠からのお願いもあり、1期目は、.jpの大学生インターンシップ、春夏全部受け入れてきたのですが、2か月間のインターンシップで何を貢献できているのか自信が持てなくなり、2期目の受け入れは辞めました。しかし前回の春は営業の推しに負け受け入れました。今回も自信は全くないのですが最後に素敵な分析をしてくださり、、、、><。
 大学生からのフィードバックは毎回公開してもよいと言われるものの、多分5倍くらい盛ってくれていると思うので、こそばゆく中々出来ずにいました。本日は誕生日だし、これに恥じないよう、等身大で頑張っていこうと思い公開します。

 彼女は子どもの貧困問題に興味を持っていました。頭と勘の良さ、冷静さを備え、出会ったときから完成していました。私が何かアドバイスする必要はなく(むしろ余計なことを言いすぎるとノイズになりそうでした)あえて言うならば、高すぎる能力を如何なく発揮するために、如何にプレッシャーを与えられるのか、現場を見る・経験を積むことくらいかなーと思っていました。つまりその勘所は自分でつかむしかないのですが、見事に自分で導出していました。これからが本当に楽しみな逸材です。

1.自分が目にした議員の想い

「議員が大事にしている価値観や理念」「どのような想いに基づいて議員は活動しているのか」といった議員の人となりについて自分なりに振り返りましょう。また、「議員自身から何を感じ、何を学んだか」を振り返りましょう。


 私がインターンシップをさせて頂いた近藤みほ議員は、これまで私が議員という存在に抱いていた印象を良くも悪くも砕いていった。選挙には必ず足を運ぶような家庭で育ったが、議員と関わることはまず無かった。そのため、たまに駅で演説していたり、ポストに活動報告チラシを入れてきたり、汚職だなんだをしたとニュース越しに見るような存在が、私にとっての議員であった。
近藤議員に初めて会った時には、議員さんってこんなに熱い人なのかと思った。なんだ、普通の人じゃないか、と思ったのも束の間で、「あなたは何をしたいの? それは何故?」「自分からもどんどん情報を掴みに行って、人と会わないと意味無いよ」「あなたに覚悟はある?」などと次々に質問され、既にこちらが圧倒されそうになってしまった。
流山市議会議員であり、母親である近藤議員の様々な顔を、覗かせていただいた。
 近藤議員は Facebook に活動報告を投稿されているのだが、休みの日はあるのだろうかと思ってしまう程に日々を送られているようであった。
インターン活動は、近藤議員が私の興味に合わせて、様々な関係者と繋いでもらって一人で訪問に行くことが多かったが、行った先で「近藤さん(みほさん)は、すごい人だよ。あのような議員はなかなかいないんじゃないか。」と言われることも少なくなかった。

 一度、近藤議員と話をしている中で、私という人間の軸がはっきりしていない事を思い知らされたことがあった。折角大学に入ったのに、やりたいことが尽くやれない 1 年であったため、何かをやりたいと思うこと自体に蓋をしかけていたが、その蓋を取って貰えた気がした。「こんなことをやりたい! こんな街(社会)にしたい! ってことを掲げるの。それがどんなにぶっ飛んだことでもいいから。そうしたら、誰かが一緒になって、助けてくれたりしてくれるから」と笑う近藤議員の言葉が、彼女の行動の基本にあるものなのだと思う。

 現場に足を運んで、小さな声を拾うことに長けている方だと感じた。選挙権を持たない、小さな小さな子どもとも、対等な目線で話をする姿を何度も見た。子どもを、意志を持つ一人の人間として扱うのは、近藤議員の子育てにもよく表れていると、話を聞いて感じた。

 また、応援されるのと同じくらい、誰かを応援する人でもある(千葉県知事選においては、良くも悪くも特にそのことを感じることが多かった)。
だからこそ、周りの人は近藤議員を支えるし、支えられているのだ。
これは、大学生活だけではなく、今後社会で生きていく上で、とても大切なことであると、そう思った。


2.自分自身の振り返り

自分が思い描いたなりたい姿に近づくことができましたか? 近づけたのなら、今後新たになりたい姿を見つけた時、達成する秘訣はないでしょうか? 近づけなかったのなら、いつ何をしていれば近づけたと思いますか?
今後自分が出会う様々な出来事に備えて、今回の取り組みを振り返りましょう。

 今回のインターンでの達成計画は、「子どもの貧困や子育てに関する地域コミュニティ活動訪問などを通して、現場の声を聴くこと」 にあった。そのために身につけたい力は、相手の立場に寄り添って声を拾うこと、であった。あくまでこれはインターン参加前に決めたことであり、これに関して言えば 60%は達成出来たと思われる。ある程度親しくなってから、相手にとって失礼すぎない程度の質問をする。たかだか 1、2 回の訪問では、そのくらいしか出来なかった。貧困問題や家庭の問題について聞くということを、あまく見ていた節があるのかもしれない。もっと奥に踏み込むには、もう少し時間と、私自身の覚悟が必要なのだと思い知らされた。

 また、なりたい姿については、多く見積もって 30%といったところだろうか。私が今回のインターンでなりたい姿は、ほぼイコールで上記の力を身につけることであった。身近にみていた近藤議員を 100%としたら、私は 10%にも満たないかもしれない。
インターンシップを通して、大きく自分が変わったと感じることは無い。
コミュニケーション力やプレゼン力が一層身についたとは思えない。
むしろ、自分の無力さを感じさせられた 2 ヶ月間であり、あえて変化と言うなら、このインターンで得た気付きを元に、これから自分でも活動をしていこうと決意したことくらいだろうか。

3.あなたにとって議員インターンシップとは

人生、大学生活において議員インターンシップは自分にとってどのような経験だったのか。インターンシップ活動で、何を学び、何を考え、どのように行動をしたのか。そして、今後生活していく上で、インターンシップの経験をどのように繋げるかを考えましょう。


 私にとって今回のインターンシップは、劇的な変化をもたらすものでは無かった。参加前から政治に関心はあったし、この2 ヶ月で一層のコミュニケーション力などを身に付けられたとは思えない。むしろ結果として、自分が今まで如何に行動を起こしてこなかったのかと反省する機会になったというのが大きい。
 子どもの貧困や子育てを取り巻く環境について、データなどを見るだけで机上に留まることから脱したく、インターンシップに参加した。確かに、現場に足を運び、リアルな声を聞くことは出来た。しかし、それだけだった。
困っている声や、困っていることすら自分で気づけない声なき声に、本当に向き合うには、何度も顔を合わせて信頼関係をつくることが大切だと思い知らされた。たかだか1、2 回の訪問では、私には何も出来ないことを嫌でも感じた。
 インターン期間が半分を過ぎた頃から、今回のインターンが終わったあとについて考え始めた。そして、地元・XXの子ども食堂や学習支援事業に残りの大学生活をかけて関わっていくことを決めた。このインターンで味わった無力感。支援やボランティア活動は、それを埋めるための私のエゴだろうか。それを結果としてどういうものにするかは、これから携わっていく子どもや人との関わりが答えになるだろう。
 また、インターンを通して大学での研究テーマの方向性が定まったように思う。出会った方々や団体との関わりは、今後の大学の学びに、かなり直接的に役立つものとなりそうである。これからも個人的に関わりを持っていたいような、良き出会いが多い2 ヶ月間だった。


応援頂けると、他自治体への視察や研修費、専門家にアドバイスを求める、同じ思いを持つ議員さんに直接会いに行き対談する等、活動量を増やすことが出来ます。まっとうな政治を行うためのサポートよろしくお願いいたします。