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アイコンタクトの誘惑

ニューヨークのストリートを歩いていると、よくいろんな人たちと瞳が合う。瞳を合わせずにワンブロックは歩けないくらいだ。
(「目」という漢字より、「瞳」という感じの方がromanticな気がして、気持ちに合うので、以下、「瞳 (め)」と書こうと思う。

瞳が合うにはいろんな理由がある。お互いの存在を認め合ったり、相手を褒めたい場合、地下鉄でおかしなものを一緒に目撃して同意の視線だったり・・・。瞳だけで会話ができる。瞳は、脳神経が唯一直接露出しているところだからというから、われわれが瞳で語れることには頷ける。

アイコンタクトの後は、スマイルだったり、頷きが続く。それだけでとってもいい日が送れそうな予感がする。そんな瞬間が大好きだ!

その後、女同士の視点だと、
“Love your shoes! Where did you get them?” その靴素敵ねぇ〜どこで買ったの?と、ニューヨーカーたちは声をすぐかけてくる。

そんな会話は日常茶飯事だ。

男の人だと、もう少し唐突かもしれない。"Love your smile!" ”You look beautiful...” そして、”Do you have a boy friend?” “Are you married?”という具合に。日本人の感覚では、大分話してからでないと、言わないような台詞ばかりだ。

1番好きなのは、ラスタファリアン、ドレッド (dreadlocks)をした人たちやホームレスの人たちにアイコンタクトをもらい、スマイル、頷いてもらうこと。背中がぞくっとする。鳥肌、goosebumpsだ。

なぜなんだろう、なぜそう感じるんだろう?と考えてみた。

まず、彼らを尊敬しているからだ、ということ。ラスタファリアンにしても、ホームレスの人たちにしても、悟っている瞳をしていることが多い。多分、人生厳しいことがあっても生きている、一生懸命存在しているから。

そんな彼らに見てもらえること、存在を認めてもらえること、それも頷くことで、positiveに認識してもらっている、それだけで、神や宇宙のパワーまで勝手に感じているわたしは、やっぱりcrazyなのかもしれないっ!

わたしの尊敬するTony Robbinsが唱えている。人間には6つの欲求: Six Human Needsがあると。

1. Certainty
確かであること。例えば、この家にいれば安全だ、この電車に乗れば目的地に着く、など、日々安心感 がないと不安な毎日になる。

2. Variety
全て人生わかっていたらつまらない。Certaintyと矛盾しているようだが、不確かであること、バラエティーも必要。

3. Significance
自分の存在を感じられることが大事。例えば、走るのが早いこと、デザインで人を惹きつけたり、頭が良いことで、自分は特別だ、と感じる場合もあれば、銃を持つことで自分に注目させようとする場合もある。

4. Love & Connection
人々と繋がっていたいという欲求。愛し、愛されたいという気持ち。

5. Growth
どんどん成長してゆきたいという欲求。

6. Contribution
自分以外のものに与えたい、役に立ちたい、貢献したいという気持ち。

瞳と瞳が合うこと、頷いてもらえること、さらに笑顔を向けてもらえること、それは、Significanceであり、Love & Connectionであり、positive reinforcementで、自己肯定感が上がり、体が熱くなり、気持ちよくなり、周りの人たちにさらに優しくなれる、というすごいパワーを持っている。

アイコンタクトで始まった友情や恋は限りなくある。人生における大事な友や恋人が見つかるはず。

あなたも今日はひとりでも誰かと瞳を合わせてみて。

見えないエナジーフィールドが動き出すはず。。。

Mihoko Love 🦋

*photo & make-up: Joanna Petit-Frere

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