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在宅ワークの目疲れ・首こり、パソコン環境を変えただけですべて解消した話 #おすすめのモノ・コト

私はもともと姿勢がよく肩こりなどはなかったのですが、広告の仕事でウェブ担当になってからはノートパソコンとスマホ画面を凝視してチェックする日々が続き、いつしか目の疲れと首こりに悩まされるようになりました。
在宅で翻訳の仕事を始めてからはさらに目を酷使するようになり、締め切り前にはぶっ続けで何時間もノートパソコンに向かうため、作業終了後はしばらく目の焦点がおかしくなり、目の下がピクピク痙攣するほど。首こりもますます酷くなりました。
ひどいときはエクササイズをしてもパソコンの前に座るとたちまち首が固くなり、リセットポールを試しても一瞬よくなったように感じるだけ。ホットタオルもたいして効果なし。目によいとされるクコの実も少しよく見えるようになりますが、目の疲れや肩こりが大きく改善されるわけではありませんでした。

それが、パソコンの環境を変えただけで、今まではいったい何だったのか、というくらい目の疲れと首こりがなくなったのです!一番大きかったのは外部ディスプレイを設置したことでした。

パソコン環境改善のために私が調べまくってウンウン悩んで購入に至るまでに考えたことと購入後の感想が、私と同じく目疲れと肩こりに悩む方の参考になればと思います。


私は持ち運びやすさ重視で選んだMac Book Airの11インチを長年愛用しているのですが、この小さな画面サイズで翻訳作業をするのはなかなか厳しいものがありました。同時にたくさんの調べ物や資料のウィンドウを開くのであっという間に画面がいっぱいになり、画面を覗き込んでしまうため肩に力が入り首が前に出てしまいます。首はもうカッチカチでした。
深刻な問題は誤字脱字を見逃してしまうことでした。どんなによい翻訳をしたとしても、誤字脱字があれば大きく評価が下がります。小さな文字を凝視し、長時間目に負荷をかけ続けていたのですから、今から考えるとひどい環境でした。
「このままではマズイ!」と切羽詰まった状態でパソコン環境の整備にとりかかりました。

メーカー・シリーズ:EIZO FlexScan

とにかくこだわったのは「目にやさしい」こと。安くて大きなディスプレイはたくさんあり、大画面であるだけでなくとことん目にやさしくなければ意味がありません。EIZO FlexScanは他に比べると高額ではあるものの、ブルーライトを約68%カットでき、画面のチラつきも完全カットできる機能があり、「目にやさしい」「目が疲れにくい」などのコメントが最も多く見受けられました。
「画面が黄色っぽい」というコメントもありましたが、あくまで翻訳がメインでデザインや画像編集は主要目的ではなかったので「可」とし、EIZO FlexScanに決めました。

>>>実際に使ってみて
目にかかる負担が大幅に軽減しました!ノングレアで反射も少なく、「目にやさしい」のは間違いありません。
また、これまでは小さな画面を覗き込んでいたのですが、この製品は目線に合わせて高さと角度が調整でき、またディスプレイの設置位置を離せば目から十分な距離を保つことができるため、目によいのはもちろん、ずいぶん姿勢がよくなりました。これまでかなり無理な姿勢をしていたことに気付かされました。

画面サイズ(解像度):23.8インチ(フルHD:1920×1080)

23.8インチ(フルHD:1920×1080)or 24.1インチ(WUXGA:1920×1200)23.8インチと24.1インチでかなり悩みました。23.8インチはよくあるワイド液晶ディスプレイで、24.1インチは23.8インチと横幅は同じですが、縦が少しだけ長いものです。でも、このちょっとの違いで、約2万円の価格差がありました。
目にやさしいディスプレイは欲しいけど、値段は抑えたい…悩ましいところです。
24.1インチだとA4サイズの縦文書を縦スクロールなしにぴったり2枚並べて表示することができるそうですが、私は現状ではその必要性を感じませんでした。逆に同時にたくさんのサイトやファイルを開くので、縦幅が余分になくても横幅が長ければたくさん並べることができ、23.8インチでよいだろうと考えました。

どうせ買うなら27インチ(WQHD:2560×1440)か
一方で、値段を抑えたいと言いながらも27インチ(WQHD:2560×1440)も検討しました。どうせ買うなら大きいのもアリかなと思ったのです。それに、23.8インチと24.1インチの価格差は2万円以上でしたが、24.1インチと27インチの価格差は1万円程度で、どうせなら27インチのほうがよいかもしれないと思ったのです。
また、23.8インチは使用距離が画面から60センチほど、27インチは70センチ以上必要とされているため、27インチだと十分な距離が取れなかったり画面が大きすぎて逆に目が疲れる可能性がありました。23.8インチで十分に思えました。

いや、どうせ買うなら4Kか
実はもう一つ悩んだものがあります。より解像度の高い4Kです。解像度が高いと表示がクリアで目が疲れないと書いてあるサイトがあったからです。ただ、4Kは27インチ以上しかなく、かなり高額でした。ここでもまた「どうせなら」となりかけましたが、そもそも動画編集などを前提にしていないので必要ないと思い直しました。また、解像度が高い分、PCへの負荷が大きいらしく、古いMac Book Airを使い続けている私は選択肢から外しました。4Kは本当に必要になったときに買えばいいと思ったのです。

>>>実際に使ってみて
23.8インチにしてよかったことは、サイズのわりに圧迫感がないということでした。しかし使ってみると、ウィンドウをずらして資料をたくさん開くので、思っていた以上に縦幅が苦しく感じました。どこかのサイトに「わずかな上下サイズの違いがジワリと効いてくる」というようなことが書いてありましたが、確かに「ジワリと」きました。とはいえ、23.8インチでも十分満足していて、ふとしたときに「あ、もう少し縦が長ければよかったかも」という考えが頭をよぎる程度です。
また、実際にセッティングしてみると、私の机は結構大きいため27インチでもよかったかもしれないとも思いました。
こればっかりは実際に試してみないとわからないですね。
一般的な使い方で画面サイズをお勧めするなら、まず23.8インチ、予算に余裕があれば24.1インチ、さらにスペースも予算も余裕があれば27インチといったところだと思います。

おまけ:ブルーライト対策:Zoffのブルーライト対策メガネ50%カット

とにかく「目にやさしい」ことを最優先としていたので、私はさらにZoffのブルーライトカットのメガネを購入しました。私はこれまでメガネをかけたことはなかったため、今回初めてメガネを作りました。

Zoffのブルーライトカットレンズには透明度重視の33%カットとカット率重視の50%カットがあり、悩んだ末に50%カットを選びました。カット率が高いほど黄色味がかっていて、ディスプレイもレンズも黄色だったらものすごい黄色い世界になるんじゃないかと心配しましたが、とにかく「目にやさしい」ことにこだわってきたので、多少黄色くなろうが最大限ブルーライトを抑えることを重視しようと思いました。

>>>実際に使ってみて
確かに黄色味がかっていますが慣れてくると大して気にならなくなりました。ディスプレイがかなり良くなったので、メガネをかけなくてもほとんど疲れないのですが、さらにこのブルーライトカットのメガネをかけることで本当に疲れ知らずになりました。

備品:エレコム 変換アダプタ

変換アダプタを購入しました。私はMacが古いのでこのタイプになりました。何でもよかったのですが、評判もよく価格もお手頃で、実際に使ってみても特に問題はありませんでした。


感想:パソコン環境を整えて感じたこと

ということで、最終的にEIZO FlexScan 23.8インチ ディスプレイ モニターを購入したわけですが、朝起きてディスプレイを購入しようと決めてからこの結論に至るまでに7時間悩み続けました。かなり時間がかかってしまいましたが、悩んだ甲斐あって効果は抜群でした。画面サイズがそれまでの約4倍になり、誤字脱字も見つけやすくなり、姿勢もよくなり、目の負担も大きく軽減し、肩こりは嘘のように消え去りました。

それまでエクササイズなどいろいろ試していたのですが、そもそも首こりになりやすい環境の中であれこれあがいていたにすぎなかったんですね。環境から変えることが一番の特効薬となりました。
ちょうど外部ディスプレイ購入してすぐのころに、試験勉強のために1カ月間ほど翻訳の仕事を減らしていたこともよかったのかもしれません。
あのひどい環境のままパソコンを使い続けていたら、私の目はきっとそう遠くない未来にひどい状態になっていたと思います。万年肩こりに悩まされ、変な癖がつき顔や体型にも影響を及ぼしていたと思います。そして、仕事のパフォーマンスも大きく低下していたに違いありません。

外部ディスプレイに変えてよかったことが実はもう一つあります。それは本が読めるようになったことです。「は?」と思われるかもしれませんが、パソコン作業で目が疲れすぎて、本を読もうとしても集中できず、すぐ閉じてしいまうようになってしまっていたのです。もともと本が大好きだったのに、このままもう本を楽しむことができないかもしれないと不安になっていたのですが、また読めるようになって本当にうれしいです。

まずは明らかに環境に問題がある場合はその原因を改善したうえで、エクササイズをして血流をよくしたり、目によいものを摂取したり、長時間パソコン作業をしてしまったときには目を温めたりして、普段からコンディションを整え、悪くなってしまう前にケアをしてよい状態を保つことが大切なのだと思いました。

ディスプレイを変えるだけでこれだけ激変するとは本当に思っても見ませんでした。ノートパソコンで事足りるのでそのままにしがちですが、パソコン環境を整えることはとても重要で必要な投資だと思います。ノートパソコンを使った作業多く、目の疲れや肩こりに悩んでいる方は、一生つきあっていく大切な目を守るためにもディスプレイ変更をぜひ検討してほしいと思います。


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