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研修エッセンスのおすそわけ Vol.2 川田学先生の研修会に参加して

2021年の6月に、広島県乳幼児教育支援センター主催の研修会があり、その時の講師が川田学先生でした。その時の感想をFBに載せていたので、そのまま掲載します。とてもいいお話に感激して、語気が強めです(笑)

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広島県乳幼児教育支援センター主催の研修会で、川田学先生のお話を聞きました。川田先生のご著書、以前から大好きだったので、今日はとても楽しみだったのです。

主体性を関係から見るということを、具体的な事例をもとに解説してくださり、大変わかりやすかったです。「主体性という言葉で、大人の都合の良い子ども像に当てはめていないか」「問うべきは、社会なのではないか」という言葉に、とても共感しました。先生の丁寧であたたかな語りの中に、本質をつく言葉がちりばめられていて、とてもいい時間を過ごさせていただきました。能力に還元されがちな子どもの見方を、関係的に見るように転換していくことが、保育の場や保育者養成の場にとって、とても大事なことだと思うのです。だから今日のようなお話を、多くの方に聞いていただきたい!!

どのお話もすごく良かったのですが、1つご紹介すると、余韻の時間というものがありました。0歳児の赤ちゃんが、大きなお兄ちゃんお姉ちゃんのしている遊びをじっと見ているんだけど、すぎさった後も、しばらくじーっとその場を見ている・・・そんな時間。もちろんこれは、一例でしょうが、そういった、何かが過ぎ去った後のなんとも言えない時間って、ありますよね。私も、そういう時間って、とても大事な時間なのではないかと思うのです。大人から見ると何だかわからないような中に、実は大事なことがたくさんあるのではないでしょうか。それは、学びや能力といった観点だけで見てしまうときには、こぼれ落ちてしまうこと、蔑ろにされてしまうことなのじゃないかな。それでいいのか、私たちはもっと問うべきじゃないかなと、川田先生のお話を聞いていて思いました。

大人が、子どもと共に心を動かすことは、子どもにとっても、大事なことだというお話もありましたが、自分はそういう柔らかな心を持った大人だろうか、そういう保育の場を保障できているだろうかということも、同時に問いたいと思いました。様々に考えさせられた、とてもいい機会でした。

ちゃんと纏まっておらず、取り止めのない感想ですが、残しておきたくて、書きました。本当に素晴らしいお話でした!

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