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はじめてかりたあの部屋が心地よかったあの頃。

はじめてかりたへや。一人暮らしでいままでで1番長く住んだ部屋。

はじめての一人暮らしは千葉県柏市。母と2人で部屋を決めた。
その部屋は、大学の冊子に乗っていた不動産屋さんへ行き、オートロック、風呂トイレ別、2階以上といった基本的な条件を整えた学生マンションを選んだ。

柏駅から徒歩25分。車社会だった私たちからするとよくわからないけど、歩けそうと思った。この駅からの距離だけがマイナスなだけだった。マンションの隣には、ドン・キホーテがあって、道を挟んだ場所にはイオンができるとらしい。

駅からの距離がマイナスなこの部屋に大学4年間住んでいた。

大学の入学式。基礎ゼミと呼ばれる、クラスにわかれ履修科目の説明を受けた。その時一緒だった男の子が同じマンションの1階に住んでいた。

一緒に帰ったり、金縛りにあった日は夜中にドアを叩いたこともあった。その子はいろんな人と仲がよかった。その日も友達がいて「金縛りにあった」と言ったら友達と笑い飛ばしてくれた。みんなで一緒に旅行にいったり、夜中にやっていたバレーボールの試合を一緒にみたりした。

隣のイオンもオープンし、オープニングスタッフを募集していた。もちろん働くなら、歩いてすぐのイオンに決めていた。

マンションが学生マンションだったのもあり、バイト先の友達になった女の子も同じマンションの7階に住んでいた。

その女の子とは、お互いの家を行き来して一緒にご飯を食べたり、恋バナをしたり、ヘアメイクをしたりしてずっと一緒にいた。途中で通いはじめた、バレーのクラブチームの練習も一緒に行ってくれたり、大会に応援しにきたりしてくれた。当時のバイト先が閉まってしまって、バイト先が変わっても(2人とのイオンの中の違うテナント。笑)ずっと仲良しでいれた。私は、3年生になってキャンパスが柏でなくなったのだけど、そのマンションに住み続けた。友達と同じマンションにいるのが楽しかった。

洋服多すぎて、収納がクローゼット1つしかなかったから全然収納できなかったし、駅からは遠いから雨が降ったら大学を自主休講していたけど。なんだか居心地がよくて、はじめての一人暮らしだったけど寂しくなかった。

私は、いまでもだれでも気軽に訪ねてきてくれるあの部屋が好きだ。
大学生の思い出がすべて詰まっている。
就職して、柏という町が好きで柏駅に近い部屋を借りたけど、1年足らずで引っ越した。町じゃなくて、マンションが好きだったんだな。

今、旦那と住んでいる部屋が3年目になる。
あと1年で、あの部屋の住んでいた期間より長くなる。

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