いぬさんを迎えるにあたって、お世話になったショップがあまりにも酷かったので、色々あって決別することにしました。事実しか書かないけれど、名誉棄損だの営業妨害だの言われたら嫌なのでそのものずばりの名称は書かないようにするので強烈な連想ゲームと事実をもとにしたフィクションだと思ってご覧ください。
そのショップはコロナで世の中が変わるちょっと前にオープンした施設。サンタローザと南大沢にミュージアムがある世界的に人気のある漫画のタイトルを連想させる店名で、NZから来日したコーヒーショップの日本1号店があった建物を1棟まるごと店舗にしている場所にあり、自宅から徒歩で行ける場所でした。
立派な経営理念と生体販売ポリシーをホームページ上に掲げていたので、ここは生体販売しているけれどほかのショップとは違う扱いをしているのかなとわずかな期待を胸にしたのを覚えている。
ことのはじまりはうっかり立ち寄ったこと
近所のチワワを抱えた冷やかしマダム達と偶然同じタイミングで、4/16の夕方、半地下の店内に足を踏み入れたのがことのはじまりでした。店内は鼻が曲がりそうな悪臭(今ならわかる。ペットの尿の臭い)が充満していたけれど、冷やかしマダムとスタッフは特に意に介さず、売り物のチワワ達を愛でに来ていました。当時チワワは2022年6月、8月、9月に産まれのロングコート3頭。1つのクレートに三頭わさわさ入って運ばれてきた。
マダムの連れてきたチワワが粗相したり色々あったのと嗅覚が限界だったので帰ろうとしたとき、扉の写真で半額になった黒トイプードルを見てしまったのが運の尽きでした。
この黒トイプードル、ずっと見に行きたかったけど、値付けがマーケットアウトしている価格で(そもそもこのショップの生体の値付けがやたら高い。その理由は後でわかるのだけど。)諦めたのが半年以上前。
飼うならとブリーダーさんと連絡とったりもしていたけれど、タイミングや条件が合わなくてなかなか飼うことができてなかったので気が付いたら「この子がまだいるなら見せてほしい」と言っていた。
ほどなく写真とは全く違う大きなトイプードルを抱えてスタッフが戻ってきて抱っこさせてくれたのですが、おとなしくてひたすらぺろぺろする…もうほとんどノックアウト状態。
「とりあえずトライアルだけでも。飼うこと決めなくてもいいので。」と軽くトライアルを提案されるが、部屋の状況などもあるから先延ばしに5/2にして、それまでに何度か会いにくる約束をした。直後にLINEで事前テストと知識テストの案内が来た。この5/2、実はいぬさんの誕生日だったのです。翌日我に返って、飼うなら遺伝子検査の情報が無いとリスクがあるので問い合わせたところ
前半のところで、義務ではないとはいえ遺伝子検査していない個体を販売しようとしていたところ(しかも安くない。その時の価格はロエベのA4が入るサイズのパズルよりも高い)この時のやり取りでは社長という人がどんな人なのか、全くわからなかったけれど、なんだかLINEでの押しが妙に強いことだけ印象に残ってる。
それから3回ほど、仕事終わりの夕方にアポなしで会いに行ったのだけど、時にはトイレシーツまみれになってたり、毛がべたべただったりするのだけど、その時その時「今日はフレブルの子といたづらしててー」とか言い訳されていたので待遇に対しては何の疑問も持たず、自由にやらせてるのだなぁと鵜呑みにしてました。
テストの誤回答
そのまま、トライアルの直前まで積極的な広告LINEを眺めながら、前述の事前テストと知識テストを放置してたところ、催促が来た。うっかり間違えたりしたものの、テストに回答したらこんな感じ。
このやり取りで少し違和感を覚えました。たとえば、伝染するタイプの病気でもやはり安楽死を検討する私の考えを、自分たちの考えで粛清しようというちょっと上からに受け止められる内容でクラクラしたのを覚えています。子供の頃に「かわいそうなぞう」を読まなかったのか?と。
後のフォローはわからないこと(フードや慣れるまでの様子など)相談してもなかなか対応してくれなく、社交辞令だったことを後で知ることになる。
後にわかったのは、当時のいぬさんの体格(4キロ)からすの給餌量がアカナパピースモールブリードの60g(1日当たり)では少なく、大きくならないように給餌量コントロールしていたのではないかという疑念も生まれた。
待ちに待ったトライアル
5/2にトライアルの日が来ました。その日は約束の時間に遅れそうになったので店に電話をして伝えたところ、伝わっておらずLINEが来る。
この時から、謝ったら死ぬ病気の人達なんじゃないかという疑惑が少し出てくる。トライアルで数時間一緒にいたいぬさんは初対面の私をペロペロしまくり、今も変わらないけどどこに行くのにもついてくるとってもかわいくて臆病な性格の子でした。この時は震えは特になく。臭いがして落ち着くスリングの上でくつろいでいました。
いよいよお迎えだけど納品不備
トライアルが終わってから、お迎えの意思を固め売買契約を行うことにしました。売買契約時にサブスクリプションサービスへ加入しましたが、契約の約款の説明はおろか、契約書の控えもないという状況です。(後にこれが問題となる)。渡された書類(狂犬病ワクチンの接種証明は渡し忘れ)とともに、説明を受けましたがマイクロチップの登録者変更を購入者側でする旨は説明なく、何かの委託書類に記入させられたので、委託として店側が登録変更を行う、とずっと認識していて後で酷い目に遭いました。
お迎えパックという当面必要な最低限のものが揃ったセットがあったので、いぬさんは、小型犬にも拘わらず中型・大型犬用のセット(ちょっと高い)を購入しました。中身はこんな感じ。
クレート
ケージ
サークル
ベッド
トイレ
ペットシーツ
フードボウル2点
スリング
ウンチバッグ
フード
ウォーターボトル
このうち、スリング以外のすべてを事前にお店の人に協力してもらい、いぬさん本人のお迎えの前人自宅へ持ち帰ることにしたのですが、どうも7のフードボウルが入っていないということで問い合わせたところ。
私の一般的な価値観からすると、ここで謝罪あってもおかしくないのですが、謝ったら死んじゃう病気らしく何もありません。
お迎えのときに、リードと首輪、ハーネス、オモチャを購入していますが、その時にはポイントカードの説明一切なし。(数万円ですよ?)気づいて問い合わせを行いました。
はじめて謝罪っぽいのがあったので驚いたのを覚えています。犬を飼うのが初めてで、お迎えしたときは私がワクワクしっぱなしではやくこの子と仲良くなりたい気持ちでいっぱいでした。この時は60g/dayを1食60gと勘違いしていたため、20 -30g前後しか食べないのを不安に思っていました。
フードに関してはこの時はアドバイスなし。ちなみにこの時いただいたフードはお店で食べていたパピー用。慣れるまではいいとは思っていたけど、テラカニスのウェットフード、すごく大量なので困りました。
高圧的な女性から突然電話が来る
そんないぬさんとのワクワクするような新生活でしたが、やはり犬を飼うのに慣れてないので不安でいっぱい。検索しまくって答えを探したりするが答えも見つからない状況に遭遇していました。藁にもすがる思いで問い合わせをしたところ、高圧的な女性から電話がかかってきて、言いくるめられてしまいました。
この時に送られてきたビデオ画像を見て、3頭のトイプードルがオモチャの方向を向いていて、うちの子だけマナーベルト着用。オモチャを投げてほかの2頭が取りに行ってるがこの子だけ?という感じ。遊んでいるのだろうか。
これをほほえましいと思ってる時点でヤバさを感じました。
ちなみに、健診結果は昨年10月のものを購入時の書類として渡されたが、電話の女性の話では提携しているクリニック(近所でも有名な高齢な先生がやっていて評判が悪い)では、適切な治療をしようとしているから自然のままだとか、獣医に診せるならその先生にしろとか色々ご都合主義の臭いがぷんぷんするわけです。
徒歩圏に獣医がいくつかあり、なかでも東京獣医師会の会長さんのやってるクリニックも徒歩圏なのになぜ評判の悪い先生のところに連れて行かなければいけないのか意味がわかりません。
トイレのサイズがシーツと合ってなくて、掃除が大変だったので問い合わせたところ、不備ではなく敢えてで説明してなかった旨を謝罪された。謝罪のポイントがイチイチ違うのである。
頼んでもいない「他の方より良いフードボウル」にも疑問しかない。それはどう比べたらいいの?
また、ケージが廃番商品だってこの時に知る。現行品は拡張できるのに、こいつはできない…お迎えパック、微妙に役に立たない。
この時はもう、怒ってもつかれるから、常に微妙な対応の人たちだと達観して接するようにしています。既に電話したがりなところの片鱗が出てきていて不思議に思っています。
マイクロチップと狂犬病ワクチン接種証明あれこれ
お迎えの時の書類で登録変更を依頼していたのになかなか反映されないうちに1ヵ月経ち、不思議に思った私は問い合わせました。実はほかの施設を使うときに必ずといっていいほど、混合ワクチンと狂犬病ワクチン(もしくは鑑札)の提出が求められるので、そのあたりも不便を感じ始めた頃です。このころはおさんぽ大好きで、隣の区のドッグランを利用しようとして書類の不備に気づいた次第でした。
狂犬病ワクチンは接種期間が定められている内容であるため、未接種の場合6月中に対処しなければいけないのもあり、この時の問い合わせは殺気立ってますw
言えるのは、一言「店で手続きしてないから自分で変更手続きしろ」って書けばいいだけの話で。このやり取りから私は「店側で行った変更申請が反映されていないから書類を受け取った厚労省に問い合わせる」という流れになっているところが大きな誤解です。
厚労省窓口から店に問い合わせてもらい、変更申請を書類で送った記録はないしそのオペレーションもやっていない旨確認して初めて状況がわかりましいた。
狂犬病ワクチンの接種証明に関しては、カットの時ではなく売買契約締結時に渡し忘れたことが問題なんである。
この時から、おかしなことしか起こらない店とは縁を切りたいという気持ちでいっぱいでした。
お試し歯石ケアで発覚する生体管理レベル
いぬさんの歯の件は別に書いてますのでそちらをぜひご覧ください。
ハーネスのサイズちっさすぎですよ?
いぬさんをお迎えしたときに購入したBrottのハーネスですが、いざつけようとしたら小さすぎて無理だということがわかりました。
看板犬の出産で業務停滞しちゃうお店。このやりとり最中でお産したミニチュアブルテリアのうちの一匹が、既に生体販売されています(お値段:59800円)。申し訳ないけど、社交辞令に「そうなんです」はないわぁ。
そして、この記事書いてる最中に別のピットブルテリアも出産したらしく、11頭が(お値段20万円)販売されています。合わせてブリーディング部門とやらが新設されてて思わず笑いそうに。
流石に「コロナで低迷した売り上げを生体販売で乗り切った」と社長さんが豪語するだけありますね。シャンプー終わりをお迎えに行ったときに偶然聞いてしまった…
ペットとのお別れの日を考えるイベントに勧誘される
そんなこんなだったのですが。ペットとのお別れの日を考えるイベントに店から名指しで勧誘されてしまいました。悪いけど、まだ迎えたばかりだし。オンサイトでそういう宗教的なワークショップ参加する気もないんだが…イベントで紹介予定の物品広告でペットの遺骨をリビングに飾るオブジェとか出てきてて冒頭のテストで最期をどうするかという話とも少し矛盾するなぁとも。
サブスクリプションサービスの解約時にわかる解約ルールからのいきなりの役職アピール
まあ、約款説明されなかったこととか、契約書の控え持ってない時点でヤバさに気付かなかった私が悪いんでしょうけど。消費者センターもおどろきの契約プログラムになっていて、楽しい感じです。
解約まで3日かかったこと。その裏でピットブルテリアの出産があり、取締役さんはじめとしたスタッフがそれにかかり切りで、24時間対応したアピールをしていることなど、自己中心的な内容ばかりです。対面で来月のサブスクリプション費用を支払いに来るように要求していますが、こちらは二度と行きたくないので困ってしまっています。
「改ざんした契約書類を持ち込む方を排除するため」のくだりの意味がわからなくて。契約書類の原本を相手がもっていてこちらは写ししか持っていないのにどう改竄するのか教えてほしい。頭おかしいですよ。獣医の悪口書いてるけどあんたんとこと提携している評判が悪い獣医と比べるなってことです。
代表のMMがレスしてからは、急に取締役アピールしたり、証拠が残るLINEでのやり取りを打ち切るような表現が多くやりとりに困っています。「電話したのですがお忙しいようでしたので」のくだりは、こちらは最初から電話してくんなって言ってるのに電話で片付けようとした挙句あくまで私が悪いかのような言いっぷりです。
撤退するといった生体販売も今日現在個体が9匹増えていて、本気じゃなかったのがよくわかります。
結局弁護士さんに相談し、民法上の信義則の義務に違反していることを理由に契約解除および残りの1ヵ月の費用支払い拒否をすることにしました。具体的には内容証明郵便を送付し、こちらの意思を明確にしました。
あとでわかったトリマーの深爪事故
内容証明を送って新しいトリマーさんのところでシャンプーをお願いしていた時に発覚したのですが左後ろ脚の爪が1本だけ極端に短いと。これまでもトリミング時に足の肉球や爪の側の毛のケアが漏れていたりと色々適当な扱いを受けていたのですが、深爪事故起こしていたのに報告もなかったこと。また不信感が最終的に上乗せされてしまいました。
さいごに
なぜ、このことを書こうと思ったかというと、保護犬保護猫をゼロにっていう立派な経営理念じゃ食っていけず、はじめた生体販売の結果、かけがえもない小さな命に皺寄せがいってたこと。良くも悪くもそんな子とうっかり出会って縁ができちゃったから垣間見て憤りを感じました。この子を守りたい、一緒に歳をとりたいってお迎えした以上最高の状況で過ごしてほしいと願っているから、そのギャップがどうしても許せないものになったからです。