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保護犬ゆめちゃん来る

すっかり日が落ちた頃、ゆめちゃんを乗せた車が我が家の庭に着いて早々降りる時にプチ脱走。

まあこれは首輪すら着けてなかったからなのですが、すぐに連れてきてくれたお姉さんが慣れ親しんだ首輪(ただの縄だけど)を差し出すと、自分から首突っ込んできた。

「散歩して道覚えたら脱走しても帰ってきますよ。」との事だったけど、脱走はしないでほしいな。気が気じゃない。

家の間に置いていた鉢に昼間に水を貯めておいた。

案の定そこから水をがぶ飲み。

昨日大きさも良く分からず買った小屋を、今日慌てて組み立てた。

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ベランダが広いのでここで飼うのがいいのかなと思っていたが、よく考えたらここでおしっこされたら困るわけで、やはり庭の方に移した方がいいのか?

お姉さんに聞くと、庭の方がいいですね。

不思議な結び方をしたロープを元の飼い主が使っていたようで、今回お姉さんが新しく首輪を買ってきてくれた。

「何色が好みとかありますか?

無いですか。

じゃあゆめちゃんピンクが似合うと思うのでそれでいいですか?」

色々外で話をきくうちに、ちょっと家の中に入ってみる?

ということで、家の中に入れちゃった。

ゆめちゃんは全ての場所をチェック。

まだ鳴き声を聞いていない。

犬の躾を今日になって慌ててググると、やんちゃな子がする事が色々書いてあって、物を床に置かない方がいいのかとか色々やんちゃである事を覚悟したのだが、全くイタズラは無し。

もちろん初日であるから分からないけど。

そしてご飯をこちらが食べてても全く寄ってこない。

ちょうだいを言わない。

ググると柴犬はとにかく食べる事に興味があるから、ちょうだいを言ってきたら無視する事。

時間はかかるが、ちょうだいを言わなくなる。

との事で、ちょうだいを無視する事が果たしてできるのか?!

でもしなければ!!

ゆめちゃんは餌の袋にも反応せず!

そんなもんなのか?

お姉さんに聞いたゆめちゃんの今までのストーリーは、お爺さんが飼っていて、三回子供を生ませて知人に売っていた。3回目は死産だったそう。

本当に小さな暗くて光が少ししか差さない檻の中にずっと閉じ込められていて、トイレの時だけ外にでる。

どうやらお爺さんも認知が入っていたようで、餌をあげ忘れたり、ゆめちゃんは痩せたり太ったりを繰り返していたらしい。

爪もすごく長くて、これは散歩に行っていないから。

あまりにも酷いので、飼ってくれる人をずっと探していたが、とりあえず保護してくれる人は数人いたようで、この一年くらいはみんなの所を転々としながらたまに元の飼い主の所に戻ったりしていたそう。

お姉さんは自分がアパート暮らしで飼えず、関西から引っ越してきて、知り合いも居なくて、でも毎日ゆめちゃんを想いながら、自分は生まれ変わったら犬になって、ゆめちゃんと同じ運命を辿る報いを受けようとおもっていたらしい(お姉さん健気すぎる。。)

ボランティアで散歩します!とか一生懸命お爺さんに掛け合っていたが、認知も入っていたためか、譲らず、やきもきされていた事だろう。

私が保護犬を飼いたいという一言がお姉さんに伝わって、嬉しすぎて本当になんてお礼を言ってたらいいかとお姉さんは興奮しっぱなしで、まだちゃんとした事何もゆめちゃんにしてないのに、そんなに有難く思われると、ちゃんと面倒を見なきゃなと改めて思う。

子供が使っていた古い絨毯と敷布をこの断捨離で捨てようと思って、ふと、

これはゆめちゃんに使えるかも!と思いとっといたものを敷いてみた。

するとゆめちゃんはここが自分の場所と分かったよう。

かしこい。

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お待たせしました。

ゆめちゃんです。

お姉さんが、世界一美人さんなんです!!とメールしてきたが、確かにかわいい。

みほさんがツアーに行く時は、私がここに来て庭でテント張って面倒みます!

というので、いやいやそんな有難い話なら家を使ってください。という事で、お願いしました。

いつも檻に入っている時は首に何もつけず、縄をつけると外でおしっこ、たまに散歩(この頻度が分からないのだが、相当散歩はしてないような話だった。)

そのためか、ゆめちゃんは昨日お姉さんの部屋に初めて一泊した時に、ふかふかのところでおしっこしたようだ。

そしてお姉さんがここ危ないかもと言ったところで、ゆめちゃんはおしっこしました。

お姉さんが帰る時、ワンワンと吠えて初めて声を聞く。

今日は一晩吠えるのは仕方ないね。と思ったが、じきに吠えるのをやめて。あちこちウロウロ。

お姉さん探してるのかな。

たまに玄関のドアの前で切ない目つきでじっと立ち止まっている。

そしてもう眠いんだろうな。

敷物の所でちょっと座ってみたり、立って寝てみたり。

またしばらくしてウロウロしていたら、奥の部屋の木の床の上で立派なうんこ。

その場にいなかったので怒ることもできす。

これは近くに布団敷いたら布団の上が心配だ。

今夜はテレビの台に繋いで敷布に寝てもらい、水だけそばにおく。

朝になって外に出てトイレをしてもらう流れにしよう。

という訳で今朝。

ふとみると敷布の上でうんともすんとも言わずに寝ている。

途中一度水を飲む音が聞こえた。

さあ庭に連れ出して、トイレをするかやってみよう〜

朝ごはんの後に散歩?それとも散歩先?

お姉さんに聞いたら、そもそも散歩無かったからどちらでも。という事だった。

散歩の模様はまた後で!

お姉さんと車に乗っている写真。

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ゆめちゃん車でお利口さんだったから、旅に連れていけますよ!との事でした。

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