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気がつけば"違うこと"が愛しくなっていた。香川・北浜アリー「umie」

香川ではカフェでゆっくりすると同僚に話したら、海が眺められるカフェを教えてくれた。倉庫をリノベーションして作らた商業施設、北浜アリーの一角にあるカフェ。

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北浜アリー自体はMATCHAの翻訳記事を編集したことからその存在を知り、いつか行ってみたいと気になっていたところでもある。

同じ階の古本屋さんとギャラリーに立ち寄り、奥にあるカフェの扉を開けた。天井が高く、広々として開放的な空間だった。

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海が見えるのは窓際。同僚に勧められた通り海を眺めようとカウンターに座ったのだけど、それよりも店内のインテリアが気になり店員さんに言付けてソファ席に移動した。

所々に飾られた植物、統一されていないテーブルや椅子、ちりばめられた本や雑貨に心が躍る。

「ひとつひとつ違ったデザイン」に惹かれるようになったのはいつからだろうか、と考えた。確か以前は、統一された白色無地のお皿や、小綺麗に整えられた木目調のテーブルが大好きだったはずだ。

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もちろん今も嫌いでは無いのだけれど、みんな同じのそれらより、不揃いの椅子やテーブル、一品一品少しづつ形の違う陶器やて仕事品を愛しいと思うようになった。その気持ちの変化は、「みんなと違うこと」を認め、自分をそのまま受け止めることにもつながっているような気がする。

あたりを見回すとお客さんは4〜5組、インテリアに混ざるかのように座っている。グループやカップル、友人2人組など、それぞれお喋りに興じているところを私は1人で眺めている。1人が平気でいられるようになったのは、みんなそれぞれ違うんだと思うようになったからなのだろうか。

ひとしきり何もない時間を過ごし、そのカフェを後にした。

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クマのラテアートも東京で見るそれとは違っているような可愛さ。

去年の毎日note


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