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生き抜くための雑記帳

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自己肯定感や生きづらさ、メンタルヘルス、思考のとらえ方などについて、生き抜くための問いや考え方を書いたり、学びになるnoteをまとめたりしたマガジンです。
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#感情

どんな気持ちも大切に「不満は財産、不安は鍵」

テレビの中に、ぷりぷりと怒っている人を多く見かけるようになった。聞いても改善されないこと、自分ではどうしようもないことを聞いて、ずしりと心が重くなる。多分私は、テレビの中のあの人の、怒りの感情を引き受けてしまっているのだろう。 "趣味=不安"と言われるほどいつも何かを心配している私は、今もたくさんの不安を抱えて生きている。この状況はいつ収まるのだろうか。大好きな私の仕事は、これからも続けられるのだろうか。大切な人たちが、大切にしている営みを続けていけるだろうか。 一気に背

"怖い”という感情の原因

「ミホは怖いものが多すぎるよ。1つ1つ克服していこう? ほら、よーく見て。相手は何もしてこないから。」 アテネから電車を乗り継ぎ到着した小さな村の幼稚園で、私は暗闇に潜むカエルに怯えていた。その時、夏の間は使われない幼稚園を間借りして、ヨーロッパ各国から集まった人たちと2週間の共同生活をしていた。昼は村の公園で遊具にペンキを塗り直し、夜は外で宴する。標高の高い場所だったからか、エアコン無しでなんとかなってしまうその地域で、外も中もあまり変わらないような生活をしていた。 哺

相手のことを考えすぎて怒れない

同僚がふてくされた顔してオフィスに戻ってきた。聞いてみると、取材先の人の対応がとんでもなくひどかったという。 「インタビュー中はずっとスマホいじってるし、『こだわっている部分はありますか』と聞くと、『特にありません』と言われるし。記事を書く気が起きない」と、少し疲れた様子だった。 それはひどい……と思うと同時に、どうしてこの同僚はひどい目によく遭うのだろうと疑問がうかんだ。取材や飲みに行った店先で、ひどい扱いをうけたとよく怒っているのを聞くからだ。私はというと、取材先、店

「聞くこと」で解消する怒りと悲しみ

誰かに対して怒ってしまうとき、相手の思いを「聞く」が足りてないことが多い。 なんでこんなこと言うの、どうしてそんなことするの、なんて怒っていても結局「なんで・どうして」は聞く気がなくて、自分が怒っていること、思い通りにならないことをぶつけている。自分の中で、相手が「なんで・どうして」自分に対してひどいことをしてきたのか、自分なりの考えが出来上がっているから聞く気がないこともあるし、単純に感情が高ぶって発散しないと済まない状況もあるだろう。 もちろん聞いたからと言って相手の

感情のラベリング

「引くわ!」と言われたら、「なんで~!」と笑いながら答える。 2人は笑顔になり、笑い声が広がる。その場はすごく楽しそうな雰囲気だ。けれど笑った顔をゆがめるかのごとく、ちくりと心にトゲが刺さった。 * 「疑問に感じたことや嫌だと思ったことは、"わからない"、"嫌だ"、"傷ついた"などでラベリングしていくのがいいらしい。その後はそれを信頼している人に話すことが一番で、それができないならノートに書いたり、"自分はこの時にこういう気持ちになるんだ"と整理しておくことが大事らしい