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生き抜くための雑記帳

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自己肯定感や生きづらさ、メンタルヘルス、思考のとらえ方などについて、生き抜くための問いや考え方を書いたり、学びになるnoteをまとめたりしたマガジンです。
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2019年8月の記事一覧

傷つかずに生きることは難しいけれど

親指の爪に小さな白い跡が残っているのを見つけた。小さい頃はよくできていたが、最近になっては珍しい。1ミリ程度の、小さな線。この線ができると栄養が足りてないだとか、カルシウム不足だとかいう話を聞いていたけれど、実はそんな悪いものではないらしい。できる理由は、自分でも気づかないほどの小さな衝撃から、なんてこともあるのだという。 テーブルの角にぶつけてしまったり、ドアの間に小さく挟んでしまったり。傷つく理由はそれぞれらしい。その時痛くて気づくこともあれば、後々になって「あれ、傷な

回復の魔法

ひどく落ち込むことがあると誰にも会いたくなくなって、一人部屋に閉じこもったりしてしまう。考えていることも、誰かと会ってしまった時に話す話題も、落ち込んだ"あのこと"ばかり。考えたくないのにずっと付きまとわられてしまう。 先週はそんな日々を送っていた。嫌なことばかり考えていたらわかりやすく免疫力が下がり、胃痛、のどの痛み、腹痛、頭痛と痛みのオンパレード。こんなにもわかりやすく一気にくるものかと逆に関心してしまったりもした。 頭痛に効くというアロマオイルを頭に塗り、これでもか

個性はない、主張はしない。けれどすべてが美しい

日本庭園が写真映えしない。取材中何度もシャッターを切るけれど、どこをどう切り取っても同じような絵になってしまう。見ているとこんなに美しいのに、やっぱり私のスキルのせいかと何度も撮影していると、「メインが無いから、写真映えしないんですよ」と対応してくれたお坊さんが話しかけてくれた。 日本庭園は石の配置や光の入り方など、すべての事象が重なり合って美しくなる。1つ1つを単品で見たり、どれかにスポットライトを当てても、どれもそこまで特徴は無いのだと言う。そのため目で見ると綺麗なのに

「生きづらい世の中を、どう生きていくか」

「キツい登山をすると“早く家に帰りたい“と思うようになって、現実の辛さからちょっと解放されるらしいよ」 23時過ぎのリビングで、そんな話になった。ひどく些細なことでイライラしたり、気持ちが落ち着かなかったりするという同居人が、しきりに「山登りがしたい」と言っていたので、聞いてみた返事が冒頭の言葉だった。 旅行や温泉でリフレッシュもいいけれど、楽しい思いをすると辛い現実に帰りたくなくなってしまう。現実から離れて辛い思いをすることで、今の状況はまだ大丈夫、と思えるようになるの