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編集とライティングと、働くこと

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未経験から編集者を目指していた2017年以前の私に向けて、編集者の仕事、参考になるnote、編集者となった自分はどんなことを考えて日々働いているかをまとめています。
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2018年5月の記事一覧

「好きな文章」という感情は何から来るのか

以前にこんな記事を書いた。 変わらず私は嘉島さんの文章が好きで、最近noteに書いていたものももちろん読んだ。 エモい文章の作り方の話だったのに、なんだか物語のよう。そして最後の1文で私はすごくゾっとした。うまく言えないけれど、夜道に背後を取られたような、なんだかすごく恐ろしいような気持ちになったのだ。「感情が動かされた」という点においてはこのnoteもエモさの代表なんだろう。 次のnoteは、1回しか最後まで読めなかった。読んでるうちに涙がボロボロこぼれてきてしまった

書くというデトックス法

仕事として文章を書くようになってからは、その記事を通して誰に何を伝えたいかをすごく考えるようになった。誰かに届けたいから、書く。届けたい誰かに効果的に、しっかり伝えられるように、書く。サイトによってトンマナも合わせるし、伝え方も変える。 編集の仕事を始めて、自分をガンガン出してくるものより、サイトの世界観に合わせてくれる人、何を大事に書いているかを考えてくれる人がいいなぁと思うようになった。記事とブログは違うし、私たちの伝えたいことを読み取って、わかりやすく書いてくれる人が

毎日noteを書くときに大切にしていること

3月から #毎日note を始めたとき、心がけたことがいくつかある。それは、 ・“いいもの”を書こうと思わないこと ・伝えたいことを1つ、作ること だ。毎日素敵な文章に囲まれて過ごしていると、自分が書くものに自信が持てなくなってきてしまう。色々と構成を練って、いいものを書かなくてはと意気込んで、練りに練ったものをやっと出した時、それがあまり読まれなかった時の落胆は激しい。そんな風にハードルを上げないためにも、第一目的は「毎日書くこと」に主眼を置くことにした。 ただ、中身