走りながら考える日本版RSI [Teams2回線同時通訳]
見出し画像

走りながら考える日本版RSI [Teams2回線同時通訳]

ZOOMで交代アリ同時通訳案件を試した翌週、今度はTeamsを2回線使用して人力な日本版RSIをやることになった。クライアント企業には社内通訳者がいるので、交代ナシTeams2回線は外国人も慣れてきたとのこと。

Teams2回線のうち回線1はメイン会議回線、回線2は通訳音声回線。メイン回線では参加者が主に日本語で話し、通訳者は基本ミュートにして耳をとる(ただし外国人が発言した場合はメイン回線に逐次日訳を行う)。通訳回線では通訳者たちが同時英訳の通訳音声を送り、通訳利用の外国人は自身をミュートにして英訳を聞く。

噂では、同じ部屋で(別デバイスでも)同じ会議システムを複数立ち上げると高い確率でハウるという。ハウリングを避けるために、メイン回線をTeams、通訳回線をskypeやWebexなど別の会議システムに分けているクライアントもいると通訳者さん何人かに聞いた。

しかし今回はクライアントの指定がTeams2回線なので、ハウらないことを祈りつつやってみるしかない。私はメイン回線をMacbook&ロジクールのヘッドセットで入り、通訳回線をiPadPro&アダプターかましたiPhone純正イヤホンマイクで入ることにした。ヘッドホンoverイヤホンですね。

交代どうするの問題があるので「みなさんどうしてるんですかねー?」とたまたま連絡があった他社コーディネーターさんや通訳者さんに聞いてみたところ、通訳中の通訳者が「ハイッ」とか「お願いします」とか言って交代しているらしい。もちろん通訳回線上で。通訳利用者の外国人もそれで慣れつつあるとか。ほんまか。

パートナーをお願いした先輩Bさんと案件前夜に電話で相談し、私たちはZOOM同時通訳で試した方式で黙って交代することにした。00分、15分、30分、45分になった瞬間から60秒以内に次の通訳者が引き取るというやり方。遠隔は初めてなので、と腰が引けていたのを半ば強引に引きずりこまれたBさんは、メイン回線をMicrosoft PC、通訳回線をiPhoneで入ると言っていた。簡単にTeamsの動作確認をし「バックアップも考えて、iPadとか使う可能性のあるすべてのデバイスにTeamsをダウンロードしておいてくださいね」と言って電話を切った。

さてうまくいくのか?とやってみたTeams2回線同通、なんと遠隔自体お初のBさんではなく、過去にWebex3回線(PCで画面共有+固定電話からメイン回線コールイン&スマホから通訳回線コールイン)というジャグリング同通の経験もある私が開始10分前に大慌てすることになる。

集合時間である開始15分前、Macbookでクライアントから届いていたメイン回線会議招待メールの「Microsoft Teams 会議に参加」をクリックした。Bさんとクライアントが挨拶を交わしていたので、Bさん無事入れたんだな〜とホッとした。続いてiPadProで通訳回線招待メールの「会議に参加」をクリックした。しばらく待たされた挙句、アプリをダウンロードしろというエクスクラメーションマークのエラーになる。もうダウンロードしてますけど?!何回かリトライしたけど入れない。ヤバい時間がない。iPadProで入るのを断念しiPhoneで「会議に参加」をクリックすると、無事通訳回線に入れた。良かった!! 

通訳の交代は非常にスムーズだった。iPhoneで入って良かった点として、アンミュートした参加者が画面でチカチカ?チラチラ?表示されるということがある。Bさんと「お互いに交代の1分前になったらスタンバイしましょう」と打ち合わせしてたので、14分、44分になった瞬間、Bさんがアンミュートにしてスタンバッてくれている!!というのが視覚的にわかりやすく、とても安心感があった。

一方でiPhone画面が小さいのでワンステップできることが限られていて、例えば「ココは英訳いらないですよ」みたいな情報をお伝えできませんでした、すみません。Bさんも緊急連絡手段としてメイン回線のプライベートチャットやLINEというのもとっさに思いつかなかったのでしょうか。一度、通訳中の通訳回線に「すみませーん!メインの音が聞こえませーん!」と泣きが入り。通訳を中断して「一度出て、もう一回入り直してみてください」と言ったところ、その後フツーに通訳されていたので何だったんだろう?と終了後聞いてみたんですよ。すると「ごめんね、イヤホンを違うところに挿してたみたい」と言われてかなりズコッとなりました。

通訳しながらも、なぜiPadProで入れなかったんだろう、通訳者はiPad持ち多いから困るはず、と気になっていた。なのでBさんが通訳中にまだまだ情報の少ないTeams問題をリサーチしていたところ、なんとInternet Explorer、Firefox、Safari、OperaはTeams会議機能の推奨環境ではないらすぃ〜。試しにApp StoreでiPadProにChromeをダウンロードし、(iPadのデフォルトブラウザは変更不可なのでリンクから立ち上げると自動的にSafariで開くため)招待メールのリンク部分をコピーしてChromeの検索窓に貼り付ける。。。と、フツーに入れるではないか!!

までわかったところで、今回は半日案件だったため時間切れとなりました。Teams2回線、意外とトリッキー。でも次回はもっとスムーズにできると思います。失敗は成功の母。


※この情報は2020年4月時点のものであり、機能拡張などにより条件が変わる可能性があります






この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
たつみみほ

よろしければサポートお願いします。頂いたサポートはクリエイターとしての活動に使わせて頂きます。

ありがとうございます!
日英会議通訳者 721289(浪速n通訳)in東京 https://www.mihotatsumi.com