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海を泳ぐ

20歳。今年で21歳になる。

小学生のときに見た中学生はずっとお兄さんお姉さんだし、

中学生のときに見た高校生はキラキラと輝いて、眩しかった。

でも、自分がそんな成長の階段をトントンと上っていくうちに「あれ、なんだか知らないうちに、すんなり上まで来ちゃったなあ」と、人生の節目を迎えるたびに思うようになった。卒業式、入学式とかで。


昨年私は20歳を迎えた。あと1か月ちょっとで21歳。

車が運転できるようになった。お酒が飲める歳になった。一人暮らしに慣れてきた。恋人ができた。

でも、昔漠然と想像していた「20歳」の人はもっともっと オトナ で、できることの範囲はずっとずっと広いような気がしてた。以前に比べたらできることも増えたけど、独り立ちできるにはまだまだ時間がかかりそうだし、私はまだ大人になりきれてないなあ、って最近ふと、感じる。



昔は、成長していくことって階段上りのように、ある日を境に「大人だよ!」ってなる気がしていた。

だけどきっと、成長していくのってグラデーションみたいに曖昧なもので、行ったり来たりを繰り返すものなんだろうなあと思う。「これが大人」っていう定義もなさそうだし。


今はただ、グラデーションの海を泳ぐだけ。

ぷかぷか浮かびながら、1か月先、3か月先、1年先はどうなっているんだろうと、ぼんやり考えています



miho


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