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余白

たとえば、ホットチャイを飲むこと。あたたかさが、私のからだ全身を包み込んでゆく。そのあったかさが、嫌だなって感じたことを溶かしていってくれる。

たとえば、お風呂上りにストレッチをすること。血流が良くなるのを感じながら、ふぅーっと息を吐きながら、体を伸ばしてゆく。ストレッチをした日は、心なしかぐっすり眠れるような気がする。

たとえば、ピアノを弾くこと。弾ける曲はもうずいぶん少なくなってしまったけど、好きだなと思えるメロディーを自分で奏で、その時の気持ちを曲にのせられる。何も考えなくてもいいのが、いい。


最近所属しているコミュニティで、「日々に余白を作る」という言葉を何度も聞く。私もなんとなく使うけれど、ふとその意味を考えるとき、「余白ってなんだろな」と思った。

上に挙げた行動が私のイメージする「余白」なんだけど、私の中の余白はきっと「自分のためだけにとる行動」な気がしている。「自分のためだけ」って冷たい響きに聞こえてしまうけど、好きだと思える「自分」がいてこそ、相手に「好き」や「やさしさ」を手渡せるはずだから、相手を想うための大事なステップなんじゃないかなって思う。


最近の私は、少しずつ回復してきています。周りの人たちに少しずつ返していけるように、がんばらずにがんばります。


miho

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