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患者さんの笑顔や言葉に私も救われる

数日間、梅雨入りなどの影響か体調不良が続き投稿が出来ずにいました。
梅雨が明けるまで体調に合わせて投稿していこうと思います。

本日の治療室は予約も40名を切り
ゆったりとした時間の中で患者さんと
関われる時間がたくさん作ることが出来ました。
(いつも同じように関わることが出来れば良いのですが…)

そんな中、先週再発がわかったAさんが午後から
治療に来られました。

先週は再発しているということを受け止めるのに必死で、娘さん2人に病状告知をどのタイミングでしたらいいのか考えられないと悩まれている
状況での関わりでしたので、今日はどんなお気持ちで来られるのかと気になっていました。

Aさんは入室するとすぐに
私に笑顔で手を振ってくださいました。

先週は病院に来るだけで涙が出てくる
頑張りすぎてるのかな?と話されていたので
いつものAさんの笑顔を見る事ができて
グッと構えていた何かが和らぎました。

それから、来月から入院して放射線治療が
始まる事に対してさまざまな不安を話されながらも、以前とは違う前向きに受け止めようとしているAさんが逞しくも見えました。

娘さん2人にはまだ病気の告知はできていないと
言われていましたが、今回の入院のことを
きっかけに話す事ができる。
と涙ながらも笑顔も見せながら話してくださいました。

あなたがいてくれたから何度も心が軽くなったんです 救われたんです

Aさんは私にそう言ってくださいました。
今まで何度も弱音を吐いてきたが
寄り添ってくれて、いつも明るく接してくれて
いることで心が軽くなったと話してくださいました。

普段は美味しいランチのお店の話や
お互いの子育ての話などをしたりして
そのうち抗がん剤にアルコール成分が
入っているため眠気がきて
最後まで寝てしまうパターンのAさんだったので
私の中でAさんにどこまで支援できているのか
時折これで良いのかと自問する事もありました。

ですので、この言葉はむしろ私の心が
救われた瞬間でした。


どんなに大変で多忙な業務であったとしても
患者さんから頂ける言葉1つで心が救われる

私が看護師として23年も勤務を続けることが
できているのは、このような患者さんからの
フィールドバックがあるからなのだと
改めて感謝して明日からの勤務への
モチベーションアップにつなげようと
思わせていただけた良い時間でした。

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