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大叔母さんとの面会は人生を見つめる時間になる

日曜日の夕方から愛知県の施設に入所している大叔母さんのところまでパートナーの車で行ってきました。

大叔母さんは生涯独身を貫き、今年で90歳になりました。
北海道の妹たち(祖母も含め)のところには
お世話になりたくないと言っていましたので
去年施設に入所するまではエレベーターのない
雑居ビルの4階に住んでいました。
誰もが心配する中、
食道癌、尿閉、圧迫骨折などが重なって
とうとう1人での生活が困難となり
あっという間に施設が見つかり入所が決定しました。
入所前から時折認知症が見え隠れして
周りの人への文句という形で
現れていましたが、入所後は物取られ妄想が
酷く、今回面会に行った際も
『お金を取られた』『下着を取られた』
『ここは泥棒がいる恐ろしいところだ』
を繰り返し話していました。

実際、お金の管理は事務所でしてくださっており
下着も名前を書いているのできちんと戻ってきているのですが、本人がどこにしまったのかなど
わからなくなっている結果、このような発言になってしまうのだなとただただ傾聴しておりました。

面会の帰り道、私ならどんな人生で
終わりたいかと想いふけていました。

明日生きている保障はありませんが、
あと20年、30年生きられるとしたら…

ありがとうで終わりたい

大叔母さんがありがとうと言わないというわけではないのですが、1人で生きてきた人生観がそうさせるのか批判などが多く、悟りというのかもしれませんが、時にそこまで言わなくても…
と苦笑してしまうこともあります。

90歳になってもキリッとした顔立ちで
自分の信念を貫き通して生きる姿も素敵ですが
私は笑いジワでくしゃくしゃな顔のお婆さんになって、いつでもどこでも『ありがとう』で
過ごしていられる人生で終わりたいなと
思います。

人を変えることはできませんが、自分の在り方が
人へ何か影響を与えることはできると思います。

今から今まで以上に周囲の方々へ
『ありがとう』を伝えていき、どんどん
笑顔の人を増やしていき、そうすることで
自分の人生の最後も笑顔で『ありがとう』と
追われるのではないかと思うのでした。

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