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私は専業主婦だけど・・・
「私は専業主婦です。」
そう言いづらくなったのはいつからだろう。
私は小学2年生と年中の男の子のお母さんです。
子供達が学校や幼稚園に属す前は当たり前のように
「専業主婦です」と言えてきた。
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それは明確な理由があったら。
とは言え、一馬力な我が家。決して裕福な訳では無い
早く働きたいという気持ちもあった
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一日中ずっと子供達といる生活が苦しいと思ってしまっていたから。
その為、次男を満三歳児に入園させたら働こうと決めていた。
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満三歳児クラスに通い出すも・・・
しかし、幼稚園に通い出してすぐ、壁にぶつかる。
生まれつき痰の分泌量が多い、喘息の疑い、明確な理由は分からず
少しの鼻水でゼーゼーしてしまう体質の体の弱い次男。
幼稚園も最初は週3回から通い始めたが1ヶ月に3日程しか通えなかった。
「最初は仕方ないよ、少しずつ強くなっていくから」
先輩ママ達の言葉に励まされながら通わせるも、なかなか行けるようにならない
次男の体調が落ち着いたら働き始めよう、そう様子を見ていた中
恐ろしい出来事が起きる!
インスタグラムにて当時のことを書いた漫画になります↓
目の前で子供の命がなくなるかもしれない恐怖は
こんなにも恐ろしい出来事なんだって。。。
このことが起きて私の考え方は変わった、変わらざるおえなかった。
働きたい、でも今は子供の命の方が大切だ
もう少し大きくなって体が強くなるまで待とうと私は決めた
幼稚園は週3回のままにし、無理させずに次男のペースで登園した
この出来事の2ヶ月後、幼稚園では「ヒトメタニューモウィルス」が
大流行。早めに休ませてはいたものの、作品展の作品作りのため
1時間だけ登園をさせたら、そこでしっかり貰ってきて発症。
次男と同じ学年の子やもっと小さい子、ほとんどがかかったが
次男だけ入院となった。
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子供の体調不良は本人も親も辛い
呼吸困難に、入院、立て続けになった事で私は怖くて働きたいなんて
この時はもう思えなくなっていったし、口に出すことも怖かった
そして、この入院の半月後・・・・
今も世界中で猛威を奮っている「新型ウィルス」の流行。
未知のウィルスの登場に私は震えた
もし、体の弱い次男が感染したら。。。
呼吸困難時の次男の苦しむ顔が頭をよぎった。
何としてでも守らなければ。そう思った。
その為に全力を尽くそうと
今も新型ウィルスとの戦いは続き
私の立場は結果的には変わっていない。
専業主婦という立場から抜け出したいと思いながらすでに三年近く。
それでも私はまだ専業主婦を続けている。
このコロナ禍になり、緊急事態宣言や登園自粛、休園などがあり
コロナがなかった長男の時代より、次男は圧倒的に幼稚園にいけていない
プラス、年中になった今も自身の体調不良で多い時は月に三回以上風邪を
ひいてくるので、まだまだ登園回数は少ない。そんな状態では働けないと
専業主婦のまま様子を見ていた。
でも、私はまた「働きたい」という気持ちが再燃してきた。
それにはある理由が・・!
夫が在宅になった
このコロナ禍の影響で「夫が在宅勤務」になった
「夫が在宅勤務になりまして」という漫画もインスタグラムにて連載しておりますので、こちらも見て頂ければ嬉しいです。
夫が在宅勤務になったことで、「在宅で働く」という選択肢を知った。
「そうだ!私もできないことに嘆くばかりでなく、出来ることから始めよう」
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久々にワクワクした!!前向きになれた瞬間。
今自分にできることをしようと思った
今までずっと好きだけど、今の知識や技術では・・・と
諦めていた「絵を仕事にしたい」という気持ち。
その思いと真剣に向き合ってみようと
絵の仕事なら在宅でもできることがあると
なんのツテも知識も技術もない私だけど、まず自分に出来ることをやろうと
インスタグラムで漫画を発信し始めた。今までアナログでしか絵を描いていなかったので、練習も兼ねて描き始めました。
これが生きがいになり、毎日必ず絵を描くようになり
歯磨きと同じで、しないとなんだか落ち着かなくなる・・・
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インスタで有償の依頼が来た
そんな思いのまま、描き続け発信していたら
ありがたい事に有償の依頼もくるように・・・
その事に舞い上がり、これを本気で仕事にしたいと思った
でも、そんなに有償の依頼は続かない。
毎日全ての時間を漫画を描く事に費やすも早々は上手くはいかない
そんなすぐには難しい。
けれど、今までの私だったらここで諦めていた、
けど、今回はこんな考えが頭をよぎった。
野菜だって種を蒔いてもすぐに野菜にならないように、
沢山種を撒いて、手間をかけて時間をかけて育てていき
やっと売れるまで、食べられるまでの大きさになっていく、
それと同じなのかもなって。
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そうは言いつつも、焦ってしまうこともある
それは周りからの声だ。
子供が大きくなってきても私が働いていないことで
周囲からの声かけも変わってきた。
①「旦那さんのお給料がいいからいいね」
②「日中子供がいない時何してるの?」
③「一日家で飽きない?」
アンサー→①「贅沢しなければ何とかなるけれど、貯金まではなかなか厳しい」
②「とにかくずっと絵を描いています。ただひたすら」
③「全然飽きず、全然時間が足りなくて焦るばかり・・・」
一日の私のスケジュールはこんな感じ↓
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もっと上手くやれたら作業時間がもっと取れるとは思うのですが・・。
開業届を出すという選択肢
作業時間がもっと欲しい。そして専業主婦から抜け出したい
何よりも仕事をしているんだという自信が持ちたくて
開業届を出すことを考えている
しかし、今の私は定期的に入る収入がないことと
そして、、このコロナ禍で幼稚園の動きが見えないことで
なかなか出せずにいた。
実際のところ、次男が通う幼稚園では今までに何度か
感染者が出て、幼稚園が休園になりました。
しかし休園になったのは「一号認定」の子のみ
二号、新ニ号は通常登園でした。
私は専業主婦の為、子供は必然的に一号認定、そしてお休みになります。
圧倒的に多い一号認定のみのお休み。しかし次男の体のことを考えれば
その対処が一番良い。
その為、開業届を出して認定を「新ニ号認定」にしても
結局休ませる事には変わりない。かなと思ったりしていた。
でも開業届を出すことで、私なりの覚悟が決まることもあると思っているので
出す方向で今準備を始めました。
専業主婦から一歩踏み出すためには
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昔、何かの手続きの際に、職業欄に「主婦」と書いた所
「専業主婦なら職業欄は「無職で大丈夫ですよ」
にこやかに言われた時に、猛烈に抱いたモヤモヤ感。
この時はこのモヤモヤがなぜなのか分からなかった。
働いていないのは事実だし、夫に養ってもらっているのは
事実だから。
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けれど、あれから何年も経って、最近この気持ちの答えが分かった
それは、「無職」=良くないイメージがあり
無職=何もしていない。
こう思っていたから。
けれど、今思い返せば、あの時の自分は毎日必死に頑張っていたと思うし
自分の時間なんて一切無かった。
子供の為、夫の為に全て捧げていた。
それなのに「無職」と言われて悔しかったんだって。
そんな過去もあり、周りからの様々な声が今も私を苦しめる。
けど、そんな私を変えたのは夫の一言。
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周りの評価ばかり、気にして生きてきた私を見て言った夫の言葉。
夫は私からしたらすごく心が強い人。
自分は自分
確かにその通りだなぁ。何か言ってくる人に限って
私の為じゃなくて、私に何か言ってくることで自分を正当化してたりするしね。
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「漫画を描く私、描いている私を好きになれた」
そしていつも見守って応援してくれる夫。
まだまだ悩みながら進んでいるのは事実。
その事実は変わらないし、専業主婦という立場に
悩むことも今はまだ変わらない
でもただ一つ言えるのは
私には「応援してくれる人」がいるということ。
夫は絵を描くうえで、一番の理解者であるし
子供達も応援してくれている。
「ママ、絵じょうずだよ」
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この言葉にも沢山救われてきた。
残りの人生、好きなことを好きって
言える人生にしたいから
お母さんでも出来ることがある
そしてそんな「専業主婦」という肩書きを気にせずに
私が私らしく生きていく為に必要なことをしていきたい。
未来の私を楽しみに
今日の私に出来ることを重ねて生きていきたい。
いつか未来の自分自身を誇れるように・・・。
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長い文章、最後までお読みいただきありがとうございました!