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自己開示

noteでは、長女がHSCだと堂々と書いていますが、普段の生活では、その事実をなかなか人に言えずにここまで生きてきました。

なぜ言えないのか。

それは、私の中にある
保育士の子どもなのに、HSCで、おまけに学校では支援級に通っている。

保育士の子ども=ちゃんと育っていなければいけない
保育士なんだから

という、謎の信念があったからなんです。

私の中でこの『保育士なんだから』の言葉が、ものすごく長い時間、自分を苦しめていたと思います。

保育士だから、子育てが楽でしょ?
保育士の子どもだから、良く育ってるでしょ?
保育士だから、子どものこと何でも知ってていいよね
保育士だから、自分の子どもにもイライラしないでしょ

直接、こう言われたこともありました。

だからこそ、自分の中で『保育士だから』という言葉が、呪いのように自分の首を絞め、どこに行ってもくっついてくる。

保育士子供たるもの
外で泣きわめくなんて、ありえない。
好き嫌いするなんて、ありえない。
全部自分でやって、当たり前。

保育士だから、自分の子どもはちゃんと育てなければいけない。

『普通』の子に育てあげなければならない。

私の中の『普通の子』にハマらなかった長女は『普通の子じゃない』と思われるようになりました。

だから、保育士の子=普通の子じゃないということを、私は開示することができなかった。

今まで長女を育ててきて、いろんなことを我慢して、いろんなことを諦めてきたんです。

他の子と比べて、いつも「うちの子はできない」と思ってきました。

それを隠さなきゃ!と思ってきました。

でも、ここでやっと私は、この事実を隠していることこそが、開示すべき自分の中の強みだと気づいてしまいました。
それと向き合いたくなかったんですよね。
隠しておけば、本当の自分を出さなくていい。
その方が楽だった今まで。

しかし、もう隠すのは辞めようと、やっと思えるようになりました。
なぜかって、仲間が教えてくれたんです。「それだ!!」って(笑)
「きっとHSCの子を持つママの光になれる!」って。
それを聞いたら、もう隠すのは辞めようって、思えるようになったんです。

そう決めてからすぐ、職場で子どもの話になったんですよね。それもあまり話したことのない同僚の前で。
今までの私なら、なるべく自分の子供の話にならないように、人に話を振っていたと思います。もちろんその時も、一瞬、隠そうと思いました。でも、辞めました。

「うちの子支援級に通ってて」と、自然と言葉が出ました。
ほんの数十分の会話だったのですが、自己開示できたのが嬉しくて、ちょっと心がぽっと、明るくなったんですよね。

そして、この後、いきなり自己開示をしたおかげで、すごく素敵な経験をすることができたんです。

自己開示ってすごいですよ!
自分の弱みだと思っていたことを、勇気を持って言葉にするだけで、それに共感、賛同してくれる人がいきなり出てくるんです。
「一緒だよー!一人じゃないよ!」って、手をさし伸ばしてくれる人と出会えるんです。

自己開示の大切さを、今身をもって感じています。





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