保育士の子どもとは
結婚して、子どもができて、子育てをしながら仕事をして『子育てと仕事の両立に悩む』とか。ずっと私の憧れだったんですよね。
子どもを自転車に乗せて送り迎えをするママを見ながら『いいな~私もああなりたい』と思っていました。
でもさ、実際に自分がその立場になったら、恐ろしくイラつく毎日。
子どもが言葉だけで動いてくれればいいけど、まず無理。長女は一人っ子の時間が長かった&HSCだから、いろんなことにこだわるし、それを曲げることもできないから、毎日泣いてる。
私も心に余裕がないから、一緒になって泣く日々。
あの憧れていた頃の自分は、こんな日々が待っていることを想像だにしなかっただろう。だから憧れていたのだと。
皆さんお気づきだと思いますが、子どもがHSCだということは、親もその可能性があるのです。私は以前から自分を『繊細さんだろうな』と思っていました。でも確信はなくて、長女のHSCが分かってから、やっと自分の中で『私もHSPなんだ』と腑に落ちたんですよね。
なんせ生きる事が辛い、仕事に行くことが辛い、すべてが辛いことになってしまうことが多く、人間関係もとっても狭い中で生きてきました。
私が頑張ればいい。
私が我慢すればいい。
私がすべてやればいい。
そう思っていたら、自分の思いを言葉にできなくなった。
そして、周りに流される方が楽だと分かった。
相手に合わせて、それに応じて対応すれば、1番に自分を守ることができる。
相手を傷つけずに、自分も傷付かずに済む。
相手に尽くすことが好きな私は、自分の仕事でめーいっぱいなのに、相手が喜んでくれるならと、他の仕事にも手を出すことがあった。
みんなに好かれようと思って、みんなに良い顔をして、私仕事ができるよアピール。
周りに認めてもらいたかったんですよね。
あの頃の私は、ほんとに病的だったと思います。
体調も良くなかったしね。
休みの日は長女によく当たっていました。
長女の癇癪が始まると、その声を聞きたくなくて『うるさい!』は当たり前。
『あっち行って!』と言いながら、ギャン泣きで近づいてくる長女を避ける。
そのせいで、長女は私に恐怖を覚えて、今の性格を作り上げたんじゃないかと、今でも思います。
『私のせいだ』と、長女の人生を悲観的に見ていました。
保育士の仕事をしているママさんは、必ず誰かしらに『人の子見て、自分の子は見ないのね』と、言われませんか?
私は常に言われていて、向こうは悪気はないんだけど、その言葉を言われるたびに、悶々としていました。
きっと自分の子どもは保育園に預け、人の子を預かるという保育の仕事をしている罪悪感が、頭のどこかにずっとあったんだと思います(私の場合です)
だから、長女がかわいそうだと思うことが多かった。悪いなと思うことが多かった。申し訳ないなと、いつも思っていた。
そう思っているのに、仕事は辞められないし、長女とも向き合えない。
そんな自分が嫌でした。嫌いでした。
自分のことが好きって、胸を張って言えますか?
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