人生を紐解く
今更ではあるが、ZOOMでの勉強会に初参加した。
非対面での形式はどこか抵抗があったが、飛び込んでみるとそれ程違和感なく受講できた。
テーマは認知症。
勤務先の老健施設では認知症の方と関わる機会が多い。
認知症と診断されていなくても、何かしらの認知機能の低下がある方が半分以上ではないだろうか。
今日学べて良かったことは沢山あって書ききれないが、一番はっとさせられたのが『認知症の人の後悔、心残りが症状になっている』だ。
講師の先生によると、認知症の方の経験、エピソードを掘り下げて聞いていくと、現在出ている認知症状につながる部分が出てくると。
その処理しきれなかった感情や思いが言葉として出てくる。
つまりその方は過去に生きているという。
ではどうしたらよいか。
今から経験し直せばいい。
例えば、女だから勉強しなくていいと言われ、勉強したくでもできなかった。
そんな方には、好きなことを学べるお手伝いをすればいい。
認知症の方とリハビリする中で、コミュニケーションは意識してとっているつもりだったが、『何を経験してきたのか』ばかり聞いていた気がする。
『経験』の中の『思い』を聞かなければいけない。
本当は何がしたかったんですか?それが心残りだったんですか?
そんな質問を明日はしてみたい。
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