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海外でSAP認定試験のオンライン受験 #体験記

今回は現在カナダ留学中の私がSAPコンサル認定試験をオンラインで受けた話について記載したいと思います。


SAPコンサル認定試験とは

SAP認定コンサルタント資格とは、SAP社が提供している資格であり、SAPシステムに関する導入や設計開発、運用保守に関する知見や技術力を証明する資格になります。SAP業界で就職や転職をする人にとっては持っていて損はない資格だと思います。
■認定資格一覧
https://training.sap.com/certification/validity

受験方法

試験はオンラインで受験することが出来ます。試験申し込みをするまで私は知りませんでしたが、コロナ禍にクラスルーム受験は廃止されたようです。
試験を受ける際にセミナー受講をしている必要などもないので、気軽に誰でも挑戦できると思います。カメラとマイクがついているPCの準備と、試験を受けるために事前に指定されているソフトをインストールしておく必要がありますので、その辺りは事前の試験ページを見ておく必要があります。

受験料は1回分のチケットが約3万円、6回分がセットになった受験チケットが約8万円なので複数資格を取りたい人は6回分を購入した方が割安だと思います。
また購入してから1年間いつでも試験を受けられるのでそれほど期限の心配をする必要はありません。予約した受験日の24時間前であれば日時変更も出来るので、急遽都合が悪くなってもフレキシブルに対応できるのが良いですよね。

試験予約について

個人での受験(会社で支払わない)のため支払い後に支払い確認(受講確認)のメールが届きます。するとサブスクリプションが利用可能になり予約ができるようになります。私はこの流れがわかっていなかったので、支払ったのに予約ができない!何で?とパニックになり、問い合わせしてしまいました;;
試験予約は対象の試験を選択して、カレンダーボタンをクリックすると受けたい日と時間を選択できます。受けたい試験を選択間違いしなければ、予約操作自体は難しくないと思います。

①対象試験名を選択すると下に対応言語が表示されます
②タイムゾーン、試験日、時間を選択してSaveします

これで予約は完了です。簡単ですよね。
言語選択は試験当日に試験画面の指示通りに進んでいると出てくるので予約時には指定しません。試験によっては希望の言語に対応していないこともあるので、試験予約の時にしっかり確認しましょう。
ちなみに試験監督とのコミュニケーションは英語のため、英語が苦手な人でも最低限自分の名前は言えるようにしておかないと困るかもしれません。英語のやりとりに慣れていない場合に試験前の確認作業でとても大変かもしれません。3回試験を受けた結果、試験監督とのコミュニケーションが思ったより多いと感じました。詳細追記します。

※2024/3/24追記①

2/17以降に2回追加で別試験を受けました。つまり合計3回。その際に監督官と発生したやり取りについて追記します。人によって違う部分がありました。
・1回目:男性監督官
 名前の確認、身分証明書の確認(パスポート提示)、受ける試験名の確認、画面操作権限を相手に与えてタスクマネージャーを確認(例えば開いてなくても裏で起動してるアプリがあれば閉じられる)、部屋の中に誰もいないことを見せる、机の上に何もないことを見せる
・2回目:男性監督官
 名前の確認、身分証明書の確認(パスポート提示)、受ける試験名の確認、部屋の中に誰もいないことを見せる、机の上に何もないことを見せる
・3回目:女性監督官
 名前の確認、身分証明書の確認(パスポート提示後に2nd IDの提示を求められたのでカナダID提示)、受ける試験名の確認、画面共有してタスクマネージャーを指示された通りに見せる(起動されてるアプリがあれば閉じるように指示される)、部屋の中に誰もいないことを見せる、机の上に何もないことを見せる、携帯を別の部屋に置いてくるように指示される、スマートウォッチを付けてないか確認

当日の試験の流れ

15時開始で予約していたので14時45分に自分のアカウントにログインして待っていました。すると自分の予約一覧にボタンが出現しますので、それをクリックして試験準備ページに進みました。画面の指示通りに進み、Zoomにアクセスして試験管を待っていました。インド系の試験管が入室してきて、声が聞こえるか等の確認の後に画面共有して?と言われるので指示に従い、試験管の話を聞きます。
ただ、私がZoomのアプリではなくブラウザでアクセスしていたので、Zoomアプリをダウンロードするように指示を受けて再度Zoomにアクセス。
(事前にZoomアプリはダウンロードしておきましょう!ブラウザNG。)
そしてその後、身分証明書の確認をしました。パスポートと運転免許証を準備していましたが、試験管に英語の身分証明書があるかと聞かれたのですが、日本人だから持ってない。と言う何とも多様性のない返答をしつつ、パスポートのローマ字部分をウェブカメラ越しに何とか頑張って確認してもらい確認プロセス終了。カメラの画質が終わってて試験前の身分証確認が一番大変だった。
そしてそのまま画面の指示通りに進んで試験スタートしました。
カメラオフしていないのですが、カメラの前を動いけはいけないと何度か試験中に言われて、これが注意なのかinstructionなのか不明だったのですが、試験中だったので恐らく注意かなと思って、カメラの前から動いてないし、ずっと試験受けてるけど!?と、2回言われたので2回とも言い返してました。
どういう意味だったんでしょうか。とりあえず無事終わったので良しとします。
試験時間は180分でしたが50分で終了、即時で結果が画面に表示され “合格おめでとうございます” の文字を見ることができました。

私の合否結果

無事、C_TS452_2021 合格しました。
試験問題はSAP自体を触ったことがある人にとってはそれほど難しいものでは無いように感じます。そのため勉強としては、S4/HANAを触ったことが無いのでS4/HANAに関係するシステムの特徴や既存システムとの違いと言う点で1つずつポイントを覚えるようにしました。
ただ、問題集の問題と実際の試験の問題がほとんど同じだったので、もしSAP自体を触ったことがなくても問題集を全て問題と回答、解説を丸暗記すれば合格できるんじゃないかと思いました。(資格は取れても実業務は難しそう・・・)

問題集はKindleで1月18日に購入し、2月18日に受験しました。
カレッジの課題やmid termも直近あったので毎日コツコツと言うよりは出来る時に集中してやるような状況でした。問題集は大体5周くらいしましたので1週間に1回問題集を開いていたと思ってもらえればと思います。

最後に

次はSDとPPの認定試験に挑戦しようと思っています。
自分のメイン担当がMMだったので軽くやる程度で合格できたのだと思いますので、サブ担当だったSDとPPはもう少しちゃんと勉強しないと細かいところが理解出来てない気がします。カナダで時間があるうちに資格取りきろうと思います。
もし順調に資格取得できたらFIやCOを受けるか、違う製品(SAP SCM etc)について勉強してみるか、ちょっと悩みますね。6回分の試験を無駄にしない組み合わせは何がいいかな〜?SAP業界で働く人、どの資格を持ってる人が多いのかな。

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