官能イラストレーター 菱川みひろ

売れない緊縛画家のおじさん。商業イラストレーターとして生活が成り立つ程度には活躍してい…

官能イラストレーター 菱川みひろ

売れない緊縛画家のおじさん。商業イラストレーターとして生活が成り立つ程度には活躍していたが、緊縛画やまんこをアート作品として描き始めたところ仕事を失い専門学校の非常勤講師も解雇される。現在の主な収入はレタッチのアルバイト。応援してくれる方々とモデル募集中。

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最近の記事

雑文 UIデザインに憤る

銀行のスマホアプリをしばらくぶりに起動した。 ワンタイムパスワードを確認するためだ。 仕様が変わったらしく起動した時の画面も変更されている。 以前は、アプリ起動→「ワンタイムパスワード」をタップで表示されていたと思う。 今回も結局手順としては同じだったんだけど、起動画面でログインボタンが1番目立つようなデザインになっている。 当然よく読まない自分のようなユーザーはそのままログインする。 で、ログインした画面にも「ワンタイムパスワード」という項目があり、そこをタップする。

    • 人間AIの世迷言

      都合よく色々試してくれる人間AI的な使われ方をしている気もする。 ”「呪文を唱える人たち」自身にも明確ではないイメージの試行錯誤を繰り返すような”修正依頼は、イラストレーターとして信頼(技術やセンス)されていないからなのだろう。 こちらも”結構試行錯誤した上で選択したもの”を提出しているんだけどなw きっとベテランや人気作家には言わない。 余計な口出しせずそのままで売れる可能性が高いから。 依頼が続くということは人としては信頼(締切を守るとかコミュニケーションがとれる

      • スマホ忘れて考えた絵や緊縛のこと

        先日スマホを忘れて外出してしまい、1日スマホが手元にない状態で過ごした。 普段から絵や緊縛ショーの事を考えていることが多いが、スマホがないとよりそれらの事を考える時間が多くなっていたように感じた。 そこで、必ずしもスマホが無いから考えた事、、、というわけでもないのだが、 絵や緊縛ショーについて考えていることをメモ的にまとめてみた。 ・最近は官能小説の仕事のためのデジタルイラストばかり制作していたが、そろそろアナログ作品も描きたい。 ・撮り溜めた資料写真を見返したが、次に

        • みんな本気でやってるかい?

          緊縛ショーの練習をして夜遅くに帰宅し晩御飯を食べながら何気なくテレビをつけるとNHKで「令和のトキワ荘」という番組をやっていた。 途中から見たので詳細はわからないが、外国人が必死になって漫画を描いている。 そして「日本人はきっと漫画の世界でもそのうち負けるんだな」とそんな言葉が脳裏を横切った。 僕は必死になって頑張るのが好きだ。 そして諦めないでずっとストイックに続けることが好きだ。 そんな精神は現代日本には似合わないかもしれない。 理解されないかもしれない。 さっさと諦め

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        • プロフィール的な何か
          2本
        • 【読書】こう描けば絵は上手くなる
          3本
        • 【実践】ストレスフリー超大全
          6本

        記事

          菱川みひろ「官能小説の装画展」

          個展、菱川みひろ「官能小説の装画展」の搬入をしてきました。 明日1/15(月)からスタート、2/3(土)まで。 場所は、赤坂Bar山崎文庫 東京都港区赤坂6-13-6赤坂キャステール102 赤坂駅より徒歩4分 営業時間:平日17:00~26:00      土曜・祝日17:00~24:00 定休日:日曜日 デジタルプリント作品・図録・ポスターも販売。 デジタルプリントは展示の為に高級プリンターを購入し高価な紙に印刷したオリジナルプリントです。 お誘い合わせの上ぜひお越し

          菱川みひろ「官能小説の装画展」

          岡本かの子「金魚撩乱」で緊縛した話

          2023年9月30日、縛羅天8というイベントに受け手のSuiと一緒に出演させていただきました。 ご来場いただいた皆様、ありがとうございました。 縛羅天で金魚撩乱やりました 縛羅天は縄師の凰ヒロさんが主催している緊縛をはじめBDSM的な内容のショーをやるイベントです。 ちなみにBDSMとはBondage・Discipline・Sadism・Masochismの略で、詳しく知りたい方はご自身で検索してみてください。 僕は縛羅天4から出演させていただいているので今回で5回

          岡本かの子「金魚撩乱」で緊縛した話

          水彩画制作タイムに挑戦中!~毎朝1時間だけ描くことで変わったこと~

          人間はいつでも悩む生き物ですね。 今日の僕の悩みを聴いてください。 先日「夢を見続ける少年の心~官能小説から緊縛ショーまでやる画家の葛藤~」というタイトルのnoteを書きました。 https://note.com/mihirope/n/n1f728d75449f そうしたら「YOU!やるなら今だYO!」というコメントをいただき最初は「今スグは無理…」と思ったのですが「今スグ始められる事からやろう」と思い直し「毎朝7~8時の1時間を水彩画制作タイムにする」という目標を掲げ

          水彩画制作タイムに挑戦中!~毎朝1時間だけ描くことで変わったこと~

          夢を見続ける少年の心~官能小説から緊縛ショーまでやる画家の葛藤~

          官能小説のカバーイラストと時代小説の挿絵、エッセイの挿絵、写真のレタッチ、緊縛ショーの練習を交互にしていると頭がこんがらがってくる。 今日それらがが一旦全て待ち状態になったので、久しぶりに水彩画を描き始めようとしたが手も頭もついていかない。 これじゃダメだなと思った。 しばしば考えることだが、では自分はどうしたいのだろう?と考えてみるとすぐ、 「小さいところでも良いから年1回くらい毎年定期的に個展を開催したい」 という目標がすぐに浮かぶ。 ではその目標を達成するにはどうし

          夢を見続ける少年の心~官能小説から緊縛ショーまでやる画家の葛藤~

          17年間のイラストレーション講師人生に終止符を打った僕が伝えたいこと

          17年間の講師の仕事が終わった。 僕のことを知っている人は「講師はクビになったんじゃなかったけ?」と思った人もいるだろう。 そのとおり。ここ数年間はほとんどやってない。 だが年に1度、通信大学で対面授業を受け持っていいてそれが残っていたのだ。 そこの学科が無くなったのでそれに伴い僕の講師人生も最後となったわけである。 専門学校の非常勤講師を解雇されて以来、講師の仕事を続けることは精神的に負担になっていたので肩の荷が下りスッキリし思いだ。 でも自画自賛的に言うと、僕が講師

          17年間のイラストレーション講師人生に終止符を打った僕が伝えたいこと

          一人のモデルを追った作品を描きたい〜甲斐荘楠音展備忘録

          東京ステーションギャラリーで開催されている甲斐荘楠音展に 行ってきたので備忘録です。 https://www.artagenda.jp/exhibition/detail/7926 僕は甲斐荘に対して「異様な感じの女性の絵を描く画家」という印象を持っており漠然と興味はあったのですが、今までちゃんと見たこともなく彼についてもほとんど予備知識もありませんでした。 昭和初期くらいまで生きた少し昔の人だと勝手に思っていたのですが、1978年まで生きていて映画の衣装などにも携わっ

          一人のモデルを追った作品を描きたい〜甲斐荘楠音展備忘録

          イラストレーターはエロイラストを見られるところにアップするな

          最近モヤモヤしたTweetがあるんですが、ざっくり書くとイラストレーターはエロイラストを見られるところにアップするなという内容。 これは見る側の人の発言ではなくイラストレーター側が発言していた内容。 そんなことをしてもメリットがないですよとか、プロはそういうところに気遣ってますと言う趣旨だったんですが、先月と昨日くらいにそれぞれ別の人が似たようなことをTweetていました。 面識もフォローもしてない人なので直接コメントしたり引用RTとかはしませんが。 僕は経験者なので言う

          イラストレーターはエロイラストを見られるところにアップするな

          SMショー縛羅天7の写真

          2023年5月20日、SMショー縛羅天に出演しまして、その時の写真をいただいたのでお披露目します。 撮影はMIchiIshijimaさん、モデルは琥珀翠、縛り手は菱川みひろです。 今回は最後の練習でもタイミングが合わず、当日までどのタイミングでどうするか悩んでいました。 今回は泉鏡花の「外科室」という小説の朗読にのせて緊縛をしたのですが、朗読の時間内に終わらないと間抜けなのでそれを心配し少し急ぐと時間が余り、丁度終わるようにゆっくりやるとちょっと時間が足りない、、、みたい

          絵に形容詞をつけるとしたら?

          前回のnoteで『「写真の作品」って何?』という記事を書いたのですが、なぜそのようなことを考えたかというと(常々考えているというのもあるんですが)来年2024年の「私たちは消された展」に出品する作品のことを考えなきゃなと思っているからです。 あーなんかエグいのか淫靡なのかわからないけど、なんかグッとくる絵が描きたい。 で、まあ消された展とは関係なしに、今日は線画を3点描いたのでご覧ください。 そういえばこの記事を書きながら急に思い出したけど、僕が普通のイラストレーターとし

          絵に形容詞をつけるとしたら?

          「写真の作品」って何?

          ここ半年くらい迷っていたカメラ・レンズ・機材など何を使うか問題、なんとなく一旦ケリが付いた気がする。 自分比でそれなりに投資してしまったため仕事して回収しなきゃですw (イラストのお仕事や作品のご購入、お待ちしています。と言っても2023年5月17日現在、作品を購入する場所がありませんがw) ところで僕は絵の資料として、またはアイデアスケッチの代わりとして写真を撮る。そのため写真自体を仕事や作品として発表することはないのだが、時々写真を作品として発表できないかな?と思うこと

          マンコラージュ・過激なことをやれば良いわけではない@私たちは消された展を終えて

          私たちは消された展も今年で5年目になりました。 僕は第1回目から参加させていただき、初回を除いて毎年、次の消された展までの1年間に制作した作品の中から気に入った作品を選んで出品していました。 基本的に僕の作品は緊縛とまんこが題材で、全5回の全て同じテーマです。 毎年何が違うかと言うと技法です。 展示のために意図して変えたのではなく、そのとき追究したい技法だったからというのが理由です。 ちなみに第1回目は鉛筆画、2回目はペン画、3回目は水彩画、4回目は大きいサイズの木炭画、

          マンコラージュ・過激なことをやれば良いわけではない@私たちは消された展を終えて

          縛羅天の感想をいただきました

          2023年1月21日、縛羅天に出演させていただきました。 縛羅天というのは縄師の凰ヒロさんが主催しているSMショーのイベントです。 僕は緊縛+朗読というスタイルで3回やっており、最初は小泉八雲の「衝立の乙女」、2回目は谷崎潤一郎の「或る調書の一節」、そして今回3回目は高村光太郎の「智恵子抄」でした。 それを見たファンの方から次のような感想をいただきました。 許可をいただき、若干変更を加えてご紹介させていただきます。 すべて同じ方からの文章の抜粋です。 今回はその感想へのア

          縛羅天の感想をいただきました