見出し画像

勉強についてつらつらと。

毎日noteを書いてるからだろうか。
何と記事作成依頼がきた。(このnoteとは関係ないけど。)

私は週に1回ワインバーをやっていて、元同僚がワインを、私がツマミを作って持ち寄って開いている。
今日は午前中は授業、午後はその用意で時間がない。
(今、毎日noteに1記事と絵の練習を日課にしている)
なのでさらっと、勉強関連のことについて触れてみようと思う。


夏季合宿で偏差値がドンっと上がった話を書いた。

それまで国語の「作者が言いたいことはなんでしょう」の問題が嫌いだった。
多分作者はなんとなく書いてるだけだと思うし、あんなことやこんなこと色々頭の中にあった中でその言葉を選んだだけだろう。そもそも本人に聞いて確かめたのか? 勝手に決めつけてんじゃないの。
回答はいくら考えて捻り出してもいつもバツ。何だか腹立たしかった。

塾の合宿で、国語は数学だと教わった。
問題文から公式を読み取って、本文から記号になる部分を拾ってきて式にするだけ。超単純作業だ。
私は漢字は書けないが読めはしたので、Fラン大学の赤本の現代文を解いてもその知識だけで合格レベルまで解けた。
作者はこんな馬鹿げた作業に自分の作品を使われて、嫌じゃないのかな…宣伝になるし良いのか? と、ちらっと思った。

数学は単純に公式を知らなかっただけだったので、公式が分かればこちらも単純作業だった。
ただ算数の公式はキレイだなあと思ってよく眺めていた。氷の結晶を文字にしたみたいだ。
そして、答えがあるパズルを解く作業は気持ちを楽にしてくれた。

中学に入って、最初の学年テストは上から3番目だった。約300人の生徒がいた。
徐々に学校に行かなくなり、順位は下がり続けたが、それでも真ん中より下にはならなかった。
私以外の生徒っていつも教室にいるよな…?
なんで…?
成績が下がってヤバいとかより、何も知らない私が受けたテストの成績より酷い人たちが何百人もいることが何だか恐ろしかった。

当時の私のテスト対策はこれだけだ。
まず授業に出ていないのであまりテスト範囲が分からない。
テスト当日黒板に書いてあるので、教科書の該当ページに目をとおす。

数学や理科は公式をその場で暗記する。
解説は読む時間がないので飛ばす。
テスト開始とともに真っ先に公式を問題用紙に書き写す。
そして問題文の中でどの公式を使ってほしそうか、この公式の意味も問いたいだろうから問題文から公式の意味を当てはめて推測しながら解く。

理科と社会の暗記科目は暗記出来ないので捨てる。
国語は特に対策しない。
英語は大体教科書のままの英文が出るので穴埋めと、英文に使われている文型を選択できるかしか問われない。
教科書を写真ぽく頭の中で写しておいて、それを思い出しながら答えを入れていく。
単語を書けという問題は書けないので捨てる。
英語は読むことも出来ないが、何故かこれでそこそこ取れた。

ちなみに夏休みの宿題は中学以降提出したことが1度もありません。
高校卒業資格よく取れたなあ。

今ふと思い出したのだが、理科の授業でカエルの解剖をするかどうか、生徒の多数決で決めるということがあった。
解剖をやりたい人は挙手を、と言われて手を挙げたのは私だけだった。
「残酷…」
「かわいそう…」
「人の心がない…」
そんな声が四方から聞こえた。殺人鬼みたいな扱いだ。

理科室を出ると、鳩の死体が転がっていた。(この学校はほとんど屋外に廊下があった)
カラスにやられたのだろうか。
私はハンカチで死体を包んで、どこかに埋めてあげようとしていた。
それを見て、理科室から出てきた生徒たちが、信じられない。キモい。汚い。と囁く。

残酷で人の心がないのは、どちらなのだろうね。

失笑しながら亡骸を埋める。
こんな風に、嫌な小学生は、不登校(家にもいないが)でいじめられっ子、でも周りを小馬鹿にする嫌な中学生に進化していった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?