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#20 扉のないエレベーター

ウィーン大学には、止まらないエレベーターがあるとガイドブックに書かれていた。

一体どういうことなのか?

エレベーターは止まらないしし扉もないので、エレベーターは回転すしを縦に回したようにまわっている。エレベーターにのるときは、エレベーターの床が外の床に到着するころあいを見計らって、乗り移るし、降りるときはその逆であるため、定員は1名である。いや2名だったかな。

しかし、スキーのリフトでも時折見かけるように、タイミング悪く乗り込むもしくは降りることに失敗してはさまるとエレベーターは止まる。
乗るときはタイミング悪いと思えばすぐに下から別のかごがやってくるので、待てばいいが、降りるときは降りる階を変えるわけにいかないので、タイミングあわないと思っても降りようとする。タイミングあわないから1周まわるのはごめんである。

縄がぐるぐる回っているところで、入ろうとして立ち往生することはできるが、まわりはじめてから抜けるのは多少緊張する。

若い学生ならまだしも、高齢な方はどうするのか?
一応そのスケルトンなエレベーターの横には、普通の広い階段が併設されていた。
日本なら絶対認可されるとは思えないエレベータであるが、今でも現役なのだろうか?

そのスリル満点なエレベーターから降りて学生食堂で食事をする。
森林豊かなウィーンの森の水は軟水だからかすごく美味しかった記憶がある。

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