エルマーのぼうけん シリーズ三部作(福音館書店)

『エルマーのぼうけん』『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』
作:ルース・スタイルス・ガネット/絵:ルース・クリスマン・ガネット/訳:わたなべ しげお

私も小さい頃大好きだったエルマーのぼうけん。我が子がだいぶ物語を楽しめるようになってきたので少し早いかとも思いつつ読み聞かせ用として図書館より借りてきた。
結果は大成功。『エルマーのぼうけん』序盤ですっかりお話の魅力に引き込まれた我が子は、毎晩読んで読んでとせがみ、あっという間に一冊を聞き終えた。ラスト、動物たちに追いかけられなんとかりゅうを繋いでいる縄を切り飛び立つシーンなどは、「捕まっちゃう!こわい!」とハラハラドキドキ大変に盛り上がり「逃げられてよかったねえ」としみじみ読後の感想を話してくれた。読み聞かせてみてよかったと思ったものである。
続く『エルマーとりゅう』『エルマーと16ぴきのりゅう』も一冊目ほどの勢いはなかったものの楽しく読むことができた。3歳なので時々話がわからなくなることもあったが、表紙裏にあるイラスト地図で今エルマーたちがどこにいるのか、どう進んできたのかを時々確認し、話の流れを確かめながら読み進めることで話の大筋は理解できたと思う。
少年が家を飛び出して胸躍る冒険をし、危険を乗り越え、出会いと別れを経てまたいつもの日常に帰っていく。子どもがジュブナイルの世界に触れる入り口に本当にふさわしい本だと思う。りゅうとエルマーの心温まる交流も、エルマーが子どもらしくも驚異的な発想力で難題を解決していく様も、自分が今読んでも十分に面白かった。

『エルマーと16ぴきのりゅう』のラスト、りゅうそうどうとの関連を父に尋ねられたエルマーがさらりと否定してしらを切るシーンが私は好きだ。
ぼうけんは、子どもだけの秘密なのである。
大人になってしまった自分には、ほんの少しだけさみしい。


■初めて読み聞かせた年齢:3歳
*本に記載の年齢:5歳から
■読んだきっかけ:図書館/自分が好きだった

□なんとなく評価(最大5)
・わかりやすい言葉づかい:☆☆☆☆
・理解しやすい物語:☆☆☆☆
・我が子にウケた:☆☆☆☆☆
・自分が面白かった:☆☆☆☆☆
・絵の多さ:☆☆☆
◎夢と希望とわくわくの冒険:☆☆☆☆☆


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