アマゾンプライムビデオのオリジナル子ども向け番組が面白い

ステイホームが叫ばれる今日この頃。私たち家族が家で過ごす時間に欠かせないものの一つがアマゾンプライムビデオである。元々Amazonヘビーユーザーであった私がプライム会員になったのは随分前だが、子どもが生まれてからはますます重宝している。
見せすぎるのもよくないかとは思いつつ、大人が家事や雑用を済ます間注意を引くものとしてたいへんに有り難い存在なのも確かだ。幼児は目を離して放っておくと何をしでかすか本当にわからないし、おとなしいと思ったら夕飯前に突如寝てしまい真夜中に起き出すなんてことも起こり得る。それを避ける手段の一つとして、動画の視聴はたいへんに優秀である。我が子に関して言えば、語彙や知識、興味の発端をアニメや子供向け番組からもらうということも多々あるので、時間は制限を設けつつもそれなりに自由に視聴させているのが現状だ。

アマゾンプライムビデオではしまじろう、ドラえもん、おさるのジョージなど、子どもたちの好きなキャラクターも数多く見ることが出来るが、今回はそれらではなく、プライムビデオがオリジナルで制作している子ども向けアニメ作品をいくつか紹介したい。
我が家では主にChromebook(私がnoteを書いているこれ)を先日壊れてしまった先代タブレット代わりとして我が子の動画視聴機としており、有り難いことにプライムビデオもChromecastが使用可能になったので、時にはテレビに繋いで大きい画面で観たりもしている。本当に助かっている。

数あるオリジナル作品の中でも特に我が子のお気に入り作品が以下の4つ。いずれも元は英語版のようだが吹替版での視聴である。

『はたらくクルマのスティンキーとダーティ』

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ゴミ収集車スティンキーとショベルカーのダーティーの物語。好奇心が強く考えることの大好きな2人が、問題にぶち当たるたび「こうしたらどうだろう?」と想像と創意工夫を繰り返して成功を導いていく。失敗も多いがめげずに工夫を繰り返していく姿は、あきらめずにやりきる楽しさを教えてくれる。臭いと汚いなんてとんでもない名前だが、それがまた子ども心に惹かれるのだろうか、我が子はすっかり2人が大好きである。どうやら原作があるらしいので、そちらもそのうち調べてみたい。

『クリエイティブ・ギャラクシー』

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アートがテーマ。絵を描いたり創作アイデアで問題を解決していくアーティーという宇宙人(?)の少年のお話。アーティーが宇宙に乗り出す宇宙船がパレットで、行く先も様々なアート世界と、工作やお絵描きが大好きな我が子に良い刺激になるのではと見せてみたところ、大ヒット。1話約30分で2本の話が入っており、各話終わりには実際に子どもたちが工作をしているコーナーが挟まれるのも楽しい。工作をしたくなってくる。

『ウィッシュンプーフ!』

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魔法が使える少女ビアンカが、テディベアのボブや家族、友人たちと過ごす毎日の物語。家は魔法の国で妖精の友達もいるが、学校では普通の人間の友達と過ごしている彼女が、日々のちょっとした問題を魔法の力を使いながら解決していく。魔法をきっかけにしながらも、精神的な成長は魔法ではなく自分の心の問題として捉えていることも多く、友人にも家族にも優しいビアンカが中心にいるので全編通して非常に温かい物語という印象を受ける。

『もしもネズミにクッキーをあげると』

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ネズミくん、ブタちゃん、ヘラジカさんなどの動物たちと、仲良しな人間たちの賑やかな物語。ネズミくんと仲間たちが集まると、ひとつの出来事が次の出来事へどんどんつながり、果てはまったく別の出来事へと思いがけない展開に発展していく。タイトルや主題歌の通り「○○をしたら、次はどうなる?」と度々問いかけるナレーションが入るのも特徴で、想像を自由に巡らせる楽しさを感じさせる。音楽は我が子も非常にお気に入り。

以上の全作品に共通するのが「もやもやするような描写がほとんどなく、安心して見せられる」ということ。人との違いを揶揄せず、失敗を笑わず、他人を馬鹿にするようなこともなく、自然に色々な見た目や価値観のキャラクターが混雑する。これらの世界は、所謂ポリティカルコレクトネスに敏感という程でもない自分でもたいへん心地好く感じ、その細やかな配慮は子を持つ親としてとても有り難い。また、各作品に軽快で耳に残るテーマソングが用意されており、いつの間にか子どもと共に口ずさんでいることもしばしばだ。

今のところ私は他の動画視聴サービスを使ったことはあまりないのだが、Amazonのみでかなり満足している。音楽や他のサービスも込みで年間4,900円はかなりお得だと思う。
また、ここでは3歳の我が子が好む作品のみ紹介したが、もっと小さい子ども向けに音や色で遊ぶ作品、或いは子ども向けと謳いながら芸術性の高い映像作品などもあるので、プライム会員の方はぜひ色々と探してみてほしい。

ただし、事あるごとに「タブレット見たい!」とねだられるようになる点は注意されたし。

よろしければお願いします。