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女性の身体

このnoteを書くのに、というかテーマで書くのにどこまで書くべきか、結構というか凄く悩んだ。女性の身体については繊細なことだし、私自身の実体験であり、反論も多くあると思う。
が、やっぱり身体のことは生きていく中で切り捨てられないことだから、書いてみることにする。



女性の身体は複雑で、繊細で、この身体を持ってみないと分からないことばかりだ。
単に体調が悪いといっても、様々な要因がある。風邪、疲れ、生理、冷え、ストレス。感じ方は人それぞれだけど、女性に生まれた人の中で、一度は女性の身体って面倒だなって思ったことがある人は少なくないはず。


クリエイティブウーマンのnoteにも書いたが、私は過度なダイエットで身体を壊したりもした。ただ食べないで動けば良くないんだ!綺麗に痩せねぇんだ!単純な作りじゃねぇんだ!!という感じ。


単純じゃないんだよ、という話。
でもこの身体を持ってることには変わらないから、うまく付き合わなければならないんだよね。

ここからちょっと、自分のことを含め、性的なことも少々。苦手な人は読まないでね。




私はつい最近まで、高校2年の頃からピルを飲んでいた。ピル=避妊というイメージが未だに抜けない世の中だけど、私の場合、ストレスからくる生理不順で飲み始めた。
私は処女であったし、避妊はおまけの効果くらいに思っていた。その時がきても、気楽だなぁ、生理も毎月同じ時期にきて、ニキビも治った。何より生理前のPMS(イライラしたり、食欲が増したり、不安定になること。)や、生理痛が落ち着く。
ピルって凄い薬だなぁ。くらいの認識で飲み続けていた。


そしてついにその時はくる。避妊を目的とする時。初体験だ。


ピルを飲んだ上に、コンドームまで付けて、もう備えに備えた。自分のやりたい仕事がある限り、アクシデントに襲われる訳にはいかない。
ピルを飲んでいることは彼には伝えなかった。

だが、その彼は10歳近く歳上で、結果的に私は精神的にぼろぼろになり上手くいかなかったのだ。(詳細はカットします)

その彼とは、お別れした後、1年関係が続いた。


その時期は私にとって、自暴自棄そのもの。
忘れてやる!と遊び出したのだ。
色々な人とご飯に行ったり、クラブに行っていい人いないかなーと連絡先を交換したり、勿論、一晩だけの関係も。


話が逸れているようだが、これは私の恋愛談ではなく、身体の話。



この行動は、根が真面目な私には、ピルが無かったら出来なかったことであった。


ピルがあるから大丈夫。
備えてるんだもん。遊んで一晩だけの関係になっても、アクシデントは起こらない。
そう思っていた。


そんなことをしていたある日、ピルを飲んでいるところを相手の男性に見られたのだ。

あれ、ピル飲んでるの?じゃあ、コンドーム着けなくて良くない?

私はその男性に嫌われたくなかった。一々好きになるタチである。
その結果、ピルだけの避妊でセックスをすることになる。



私はそのあと、次の生理がくるまで不安で仕方なかった。ピル飲んでるから大丈夫!大丈夫だけど、、、

ピルは結果的にしっかり避妊効果があり、生理はいつも通りにやってきた。その時の安堵感は計り知れない。

その一回でピルの力を知った私は、コンドームを着けなくなる回数が減っていった。
その代わりと言っては何だが、生理がくるまで連絡は絶やさない。
何のための関係だか、もはや分からない。でも自分を守るためのことだ。もしもの時のため。最初からそんな関係持たなきゃいいのに、
何が何だが分からない私はその生活を半年ほど過ごしていた。



私がその自暴自棄生活と縁を切ったのは、一年続いた元彼との関係を絶ったとき。これを続けることは自分自身をどんどん傷つけていることだと気づいたからだ。



だが、男性関係に縁を切っても、ピルを止めることは出来なかった。

はじめにピルを飲み出した時、生理不順、生理過多であった。これは、生理が多くきてしまうことで、上手く排卵がされないこと。そもそも妊娠できる身体ではなく、それを一時的にピルを使って、生理を整えるだけであった。
その原因はストレスであり、ストレスを無くすことで自然な生理にする。

いつかは自然な生理にしなきゃいけない。とは思っているものの、今は舞台がある、仕事がある、お金が無くなったから夜勤はやらざる終えない、と自分に負担のかかることを辞めなかった。

そして、ピルが無くなる生活に怯えていた。今ピルを辞めて肌が荒れだしたら仕事に支障が出る、また生理痛が重くなったらバイトが出来ない、生理過多に戻ったら今の生活が出来ない。
そうやって、自分の身体の本当の姿から目を背けてきた。



ある時、私はある人に出会った。私を大切にしてくれる人のお母さん。

彼女自身も私のように身体を壊し、目を背けた結果身体をより壊したが、自然療法に出会い、自分の力で身体を整えた人であった。

今までの事、私の身体の事を全部話した。その時に言われたのがこの言葉。



第一線で輝き続ける人は、身も心も整っている人。美陽が今の仕事で活躍したいなら、まずは自分の身体を整えなさい。



この言葉で私は変わった。
今の自分の身体から目を背けていたら、いつまで経っても上手くいかない。
身体と心は繋がっていることは自覚していたけど、そこに未来も繋がっていることに気づいた。

その未来には、大切なパートナーそして、私の子供がいた。仕事も頑張りたいし、やりたいことがたくさんある。
けれど、私は何より未来にいる大切な人の間に子供が欲しい。
自分の身体と向き合うことは、大切な人と向き合うことでもあるのだ。

自身の体調が、なんらかの影響で悪いとする。すると、大切な人にも当たってしまったり、ネガティブな波動を送ってしまう。それでしたくない喧嘩をしたり、思ってもいない事を言ってしまったり。
自分を思いやることは相手を思いやることだ。


だから私は、今の自分と向き合うためにピルを止めた。


ピル自体は何ら悪いものでは無い。女性は自分の身を守るため、生理によって悪くなる体調を良くするためには本当に良い薬だし、ピルを飲むという、身体を良くするための一歩を踏み出す選択としても、5年飲んでいた私としてはおすすめしたい。


けれど、私のように、現在存在する問題から目を背けて、簡単に治せるという理由で使うのは良くない。


私においてはピルだったけど、これが肌を綺麗にしたいであったり、冷えを取りたいであったり、痩せたいであったり、女性の数だけ悩みは沢山ある。
現代の女性は私含め忙しさゆえ、その問題を一時的にどうにかしなきゃいけない日々に追われている。時間が無い。
だからこそ、いつかは向き合わなければならない問題を、最悪の結果にさせないために、毎日の中で少しずつでも、女性に生まれた繊細な身体を大切にして欲しい。



自分自身を思いやることは、誰かを思いやることに繋がっているよ!

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