想いは「重い」?遺品整理は生前整理に
今日は3月3日、ひなまつりですね!
我が家には
7段飾りの立派なお雛様
これを出すたび気分が高まったのを思い出します。
祖父母が初孫の私にと贈ってくれた、七福雛だけ私は引き取ってきて、猫が来る前は毎年出してました。
ただ、もう猫が手をだしてしまうので、出せず…
母に、「返そうか、それとも処分した方がいい?」と連絡したところ、
「それ引き取って、家のお雛様(七段飾りやガラスケースの人形)は処分しようかな」と・・・
大雑把な私と違ってきっちりしていて、
整理整頓と掃除が得意な母。
父が亡くなった後も、妹が亡くなった後も、
荷物を整理して、殆ど処分してしまった母、
使わないものはとっておかない母が、
ひな人形は捨てられないというのは、
きっと祖父母との思い出、父や家族の思い出がいっぱい詰まっているからなんだろうな、美春のものだから…と捨てられないのかなと察し
「私も成長したし、結婚もした、感謝で手放そう」と伝えました。
私もできることなら残してほしい。でも自分では管理ができません。
その無責任な状態で私が固執すると母に押し付けることになるなと…。
そもそも
桃の節句は、娘の健やかな成長を願って行うもの
私はやっと親の愛情を目いっぱいうけて、健やかに成長しましたよとやっと伝えられるまでになりました。
なかなか自立できず、紆余曲折ありすぎた私をみていた母は私のことが心配だったのでしょう。
手放す時を逃させてしまったのでしょう。
遺してしまったもの、遺されてしまったものは
要らないものとして、思いもなく処分されるより、
ありがとうで手放せる時に手放してあげるほうが幸せです。
手放す方も、手放されるものも、そして、遺されるはずだった人もきっとその方が幸せなはず…
これだけ思いのあるものを、家族に委ねてしまうのは重いよね。
遺品整理ではなく生前整理をと思うのはそこです。
想いは重いにしない。
想いのまま、想いは遺して物は残さない。
エンディングノートでもそうです。
遺された方にとって重いものになってしまうなら、残さないほうがいい。
ぜひ遺された方は生きていかなければならないのだから…そのことを忘れないでほしいですね。
先日自転車を勝手に処分してしまったことに気付いた長男。
せめて最後に、感謝で見送りたかったと息子に怒られました。
「感謝で去る」ことを伝えてきた息子にしっかり根付いているのが嬉しく、
申し訳ないことをしたなという気持ちになりました。
ゴメンネm(__)m
物や憂は残さない、想いは承継する、
これを文化にしたいですね
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