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発音は声調が正しければ通じる

中国語は発音が大切。
発音を勉強する時に
・発音記号(ピンイン)
・声調(四声・トーン)
の2つを学びますが、特に悩ましいのが声調です。

例えば
第1声 - 包 bāo (包む)
第2声 - 薄 báo (薄い)
第3声 - 饱 bǎo (満腹である)
第4声 - 报 bào (新聞) 

同じ発音記号の4つの単語、声調(トーン)が違うと意味は全くちがいます。
                      * 

中国で暮らしていたときは   → 
生活に慣れるまで、分からない単語が多すぎて
漢字の発音記号を調べるだけで一日が終わっていました。
発音記号を調べても
声調(トーン)がセットで覚えられなくて
曖昧なままにしていると

ある時
露店で、野菜まんじゅう(菜包)を買うとき、何度繰り返し言っても

おばさんに 
「あ”ぁぁっ?」  ( ゚Д゚)

と聞き返されました。
その時は、包 bāo の声調を間違えていましたが
そういうことは日常茶飯事で
発音記号が正しくても、声調が違うと全く通じないなと感じていました。

                       *
ある時
中国人と会話するとき、スピードが早すぎて
自分の口の動きが間に合わずに
一言の中で1,2つ単語を正しく言えなかったことがありました
ところが声調(トーン)に違和感がないと
会話が問題なく進むこともありました。
その時は
発音記号があやしくても、声調が正しいと通じるかもしれないと思いました。               
                       *

日本での知人の例ですが
中国人の赤ちゃんにトイレをさせる時
”お座り”   「 坐坐:zuò zuò / ズォズォ」と言いたいけれど

日本語しか話せない保育園の先生に
ゾーゾー」と言ってもらったところ

発音は少し違っていたものの
声調(トーン)が正しかったので
きちんと座って排泄できたということ。
このことから、やはり声調がどれほど大事かということが
よりはっきりとわかるようになりました。

                       *

もちろん学習者(特に初学者)の方に、
大声で言えることではないのですが (;^ω^)
ひとつのコツとして覚えてもらえるといいかなと思います。

もし何年勉強しても
「中国人に会話が通じない」
とお悩みの方がいらっしゃれば

声調のみなおし(もちろん発音記号も忘れずチェック)
母音:a, o, e, i(yu), u(wu), ǜ(yu)  を意識して大きめに発音(アクセントは母音につくので)
自信を持って大きな声で話す

などをおススメします。
参考になれば幸いです。(*^-^*)



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