見出し画像

都会か田舎か。

「以前、住んでいた所では、ごみ出しについては緩かったですね。」と言うと、
「そこは都会でしたか?」と聞かれた。当地の人々は、ここが田舎であると言う。

以前住んでいたA市は人口17万、当地B市は4万人。A市には都銀の支店がなく、B市には都銀M銀行がある。友の会に入っている百貨店の支店まで、A市から300km、B市から40km。A市が県内で単独市であるのに対して、B市は県内にある150万都市のベッドタウンである。

20万都市といった時、単独市と100万都市のベッドタウンでは、どちらが田舎なのか。

中学生の頃、山陰の県庁所在地に住んだ。地元中学校の教員が「こんな都会」と県庁所在地を形容した時、東京都文京区から移住した転校生だった私は、大変驚いた。川岸の土手が、コンクリートでなく本当に土でできていることに、私は感動していた。

さて、当地の市役所を訪ねた。市民課カウンターに住民用椅子がある市役所は初めて。「東京の」ベッドタウンである4万都市の市役所にも、カウンターに椅子はなく、市民は立ったまま用事を済ませる。そういえば、東京都北区第二庁舎ではカウンターに住民用椅子がある。いつ行っても混んでおり、番号札番号は、病院のように電光掲示板に表示される。

当地の市役所で番号券を取ってから30分経っても用事が終わらなかった時、そういうことかと落胆した。混んでいた訳でもないのに待たされたのは、職員がのんびりしているから。

一方、水道代はクレジットカード払いできるという。市民課で用事を済ませるのに空いていても40分かかるけれど、水道代をクレカで払える市は、田舎なのか都会なのか・・・





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?