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国際口腔顔面痛分類の初版が出ました #6


2021年9月1日に国際口腔顔面痛分類の国際分類が初めて出版されました。

国際疼痛学会と米国口腔顔面痛学会と国際頭痛学会の共同グループで作成された口腔顔面痛の初めての包括的な分類となります。

頭痛は口腔顔面への疼痛を投射することがありますし、

その逆もあるため、障害部位の頭部か顔面かではなく、

障害の特徴に焦点が当たっているのも新しい視点です。

頭痛だけでなく口腔顔面痛を扱う初めての診断基準となっています。

国際分類の中で推奨されている内容として

特定の顔面神経痛の診断を受ける場合には

痛みの発作回数や日数を記録していく必要から

「疼痛日記」や「疼痛ダイアリー」といったもので

痛みの程度や頻度を記載していただく事が重要と記載されています。

診断の正確さを向上させるだけではなく

治療薬が適切に飲めているかどうか摂取量の正確な把握にもつながる事と

痛みの要因にも気が付くことができるという利点も挙げられています。

今のところ書類上では頭痛ダイアリーが一番簡略化されてわかりやすいので

もし気になる方がいらっしゃれば下にリンク先を貼っておきますね

頭痛ダイアリー

https://www.jhsnet.net/pdf/headachediary.pdf



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