14日ジョン王マチネ追記
読書も映画もお芝居もだけど、見る側の内面が変わると、面白いと感じるポイントが変わる。
今回のジョン王は、2カ所でルッキズムで笑いが起きるところがある。
最初はフィリップ。
兄弟みたいなこんな顔に生まれてこなくてよかった、というところ。
次はヒューバートの自虐。
自分は、こんな外見だけど、中身は酷くない、というところ。
どちらも、周りで笑いが起きるけれど、それはどちらかというと年齢が高めの人に多い気がする。わたしたちと同世代や、下の子たちは、笑っていないように思う。笑わせてくるところなんだろうし、シェイクスピアの時代なら、そうなんだろう。
わたしも、クローズの時は、大笑いしてた。
努くんが白のスーツ着て合コン?に来て
しかも発射しちゃうなんて、
ゲーとか、ぎゃーとか騒ぎながら
ひいひいおなか抱えて笑い転げてた。
私がDVDで見たのは、10年前くらい。だけど、たぶん、いま見たら、微妙な気分になったかもしれない。
それでいえば、東北弁と山梨弁が混ざったような言葉も、人によっては、揶揄されているように感じるだろうなとも思う。
人は、見ようとするものしか見えない、目に入ってこない生き物。
ん?っていう引っかかりがどこにあるか、
いつから変わるのか、
自分次第。
そういう意味でも、どの時期に何の演目を観るかで、見え方も感じ方も変わるのって、おもしろいなあと思った、次第です。
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