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ミスターサンシャイン備忘録⑫「私の人生にあなたはいない でも今日はいる それでいい」

死体検案書と手紙と、それぞれの目的のためにイ・ワニク邸に忍び込んだ
エシンと支配人とのキャットファイト。剣先も鋭く、緊迫感があった。
用心棒を人払いしたのは、ク・ドンメ。支配人のことが
「気になったからだ」。支配人のことを見逃す。

情報の見返りに、つまみをおごろうとするユジンに
「刺身大盛りで」と頼むク・ドンメと
「ふつうでいい。ここのは量が多いから」と返す
この感じ、安定してて好き。

支配人との攻防で傷を負ったエシンは、橋の上でユジンとすれ違うが
ただ横を通り過ぎる。

師匠に

「彼は常に正しい道を歩んでいました」

「彼に会ったすべての瞬間を
すべての選択を
わたしの選択を

・・・

彼に抱いた思いを
後悔してはいません。

わたしはもう、戻ることはできません。
彼に会う前に」と伝えるエシン。

なかったことにはできない。
こんな感情を知る前の自分には、もう戻れない。
もう、同じわたしではあっても、違うんだよね。。


フランスベーカリーで、若草色×クリーム色×ピンクの西洋餅
(カステラ)を間に対面する支配人とエシン。
あの場にいたのは「自分を守るため」と支配人。
お互いに諸刃の剣を握っている二人は、ある種の共犯関係といえる。

ワニク邸にあった英文の手紙を読んでもらうために
米国領事館を訪れるエシン。

「元気か?」
「他にケガは?」
相手の心配ばかりするユジン。ここでもリ・ジョンヒョクを思い出す。

手紙の内容に、ユジンの父とも言える存在の宣教師ヨセフが
自分のことを書いてくれていることを知ったエシン。
特別な存在だと改めて染みたとおもう。


食堂でいきなり寒空のなかを水をぶっかけられたヒソンが
驚きもせず、動揺も一切見せずに
「理由は?」と問う姿に、過去が凝縮されていた。
そして、騒動を起こされた食堂のおかみに
「頼みがある。許せ。」と言う。

こういう対応を取るまで、いったい彼はどれほど傷ついてきたことか。
それは、心臓を掴まれた痛みではなくとも
何度も心から出血するほどの、鋭い痛みを伴っていたことと思う。

占いをするホタルが日本人に酷い扱いを受けた後の
ク・ドンメの対処の仕方が、鮮やか。
吠える男を相手にせず、まずはホタルに手を差し伸べ
「見るな」と言ってから

誰彼構わず殺せない立場と
誰でも殺せる立ち位置だと
圧倒的にその場を制するのは後者だ。


鉄道は、日露戦争の導火線


コ・サンワンは、エシンの父


山に銃を持ってきて
「贈り物だ」とロシア製の銃を渡し、撃ち方をレクチャーする。
それは、エシンの生き方を尊重し、前へ進む手助けすることを意味する。


「銃を教える間、朝鮮に残りたい」
「長くかかるわよ」
「好都合だ」

(≧∇≦) 

「死ぬまでコ・サホンの孫。

あなたと未来を共にすることはない」

「私の人生にあなたはいない。
でも、今日は、いる。
それでいい」

(´;ω;`)ウッ…(´;ω;`)ウッ…(´;ω;`)ウッ…

刹那の、花火のような愛。
それで、いいと(´;ω;`)ウッ…


エシンの両親が眠る寺を訪れ、瞑想するク・ドンメ。

刀を持つ彼が、初めて斬ったのは、エシン。
鋭い言葉で斬りつけた。
彼の中で、そのことがずっと陰を落としていて
決して忘れられない澱のように心の奥底に沈んでいることが分かる。

人を介して手紙を何度もやり取りもできないから、と
市の立つ日に薬店のドクダミの薬箱の中で
互いの文のやりとりをすることになる。

微笑ましいったら(≧∇≦)


宝探しみたいに、初めてドクダミのケースをうきうきと探すユジンが可愛いし、しまうま→梅の花(今、笑ってる?)→海に行きましょう

海デート(≧∇≦)(≧∇≦)(≧∇≦)


「人の気も知らず」
「泣いた?」
「怒った」
「文字が書けないから、手紙も書けず・・」
「覚えた」
「あなたのために、私は絵を描くべきかと悩んだ」

「会いたかった
書いてみようか?」
「わざわざけっこうよ」
「海に昇る太陽を?」
「見たいわ」


夕景に浮かび上がる二人の黒いシルエットが
美しい。。。次回、海デート編。(沈む夕日と昇る朝日付き)



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