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完全リモートで中途入社して気づいた、出社の大切さ

はじめに

昨年の11月に、現職(GMOペパボ)に転職し、早1年が経過しました。しばらくはリモート体制でしたが、最近は任意で好きに出社できるようになり出社の頻度も増えたので、リモート体制だけでは気づかなかった「オンラインとオフラインの差」について、思ったことをしたためてみます。

初めての「完全リモート入社」、仕事するには意外と問題なし

昨年11月当時はまだまだコロナが猛威を奮っていた頃だったので、リモートで面接し、リモートで入社手続きを行い、リモートで挨拶して、リモートで仕事して、リモートで飲み会をする…といった感じで、生身の同僚と会う機会はなかなかありませんでした。

とはいえ、仕事をすすめる上では特にリモートだから困った、と感じることは個人的にはそんなになくて、むしろテキストコミュニケーションの方が考えを整理しながら書けるので好きだなくらいに思っていました。

しかし「心の距離」はどうなのか?

働き始めて半年くらい経った頃、今までの会社ではあったけど、今の会社にないもの になんとなく気づきました。それは、「仕事モード抜きでの同僚とのやり取り」です。

PdMという職種上、いつもいろんなことを整理したり判断したりファシリテートしたりということが多いのですが、同僚とのコミュニケーションの95%くらいが仕事のやりとりになっているリモート下で、私は「めちゃくちゃ真面目な学級委員キャラ」みたいになってるのでは?と思い始めました。(←これは私が勝手に思っているだけかもしれない)

また、同僚についても、やはり基本的には仕事の話しかしていないので、「仕事ではこんな感じだけど、普段はどんな人なんだろう?」とか、メンバーたちがワイワイ楽しそうにしている過去の写真とかをみて「このひとこんなふざけることあるのか!」みたいな驚きを静かに感じたりするのみでした。

私の数少ない仲良しな友人のうち2人は前前職の先輩だし、伴侶は前職の同僚なので、同僚というのは自分の中だと結構距離が近い存在のイメージがあったのですが(あくまで私の場合です)、完全リモート下で入社すると、半年以上経っても同僚の「仕事以外」の面をあまり知ることができない…というのは面白い発見であり、同時にちょっと寂しい気持ちがありました。

出社の頻度を上げてみた

最近コロナの感染者数も少し落ち着いてきて、出社レベルが1(好きに出社してOK)になったので、最低週1回は出社してみることにしました。

すると、やはりオフラインではオンラインに比べて「話すきっかけ」が無数にあることに気づきました。

アイテム担当の子が実際の商品にアイロンがけしてるのをみて「それ何やってるの?」と話しかけてみたことをきっかけに、知らなかった仕様や現状の課題を聞くことができたり、

デザイナーのめちゃくちゃ良いデザインできたのでみてください!という声かけからみんなでワイワイしたり、

そのへんにいる人にランチいきますか〜と声かけてちょっと遠出してみたり、

仕事終わりにボードゲームで遊んだり、その帰りに一緒の沿線の人と帰ったり

…などなど、オンラインでもできなくはないけど、なかなか自然発生はしないやりとりがたくさんあり、ここ数週間でぐっと距離が縮まったように思いました。これこれ、私に足りなかったやつ、という感じでした。

今後の体制について思うこと

「心の距離」を縮めるという観点では、やはりオフラインが圧勝だなという印象でした。

ただ一方で、ワークライフバランスの観点や、集中して仕事に取り組めるかどうかの観点で考えると、リモート体制がもたらしたメリットというのもとても大きいと思っています。

どちらかだけに寄せるというよりも、各メンバーが働き方を自由に選択できるという今の体制がベストなのかもしれないと思う今日このごろです。


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