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6年の付き合いでした

(今日は少々長めです。)

6年間とか長かったものだ。

かしこまることはないのだが、「コード・オブ・ジョーカー」というゲームセンターで稼働しているカードゲームがこのたびサービスを終了することになった。


このゲームの一番の特徴としては「カードがすべてデジタル化」していることが挙げられる。カードゲームを遊ぶ時、大抵の場合だと実物のカードが必要になる。特にポケモンカードや遊戯王といった皆さんが多く知るカードゲームだと特にそうだ。

デッキと呼ばれるゲームをするためのカードの束で20~40枚はもちろんとして、そこからさらに相手や状況によって入れ替えたりするカード、そしてメインでは使わないデッキも持っていくとしたらそれこそ相当な量になるだろう。

この「コードオブジョーカー」では「カードをデジタル化」したことでその欠点をすべて補った。持って歩くものは自分のIDの情報が入ったカード1枚で済ませることができ携帯性が飛躍的に上がった。またすべてをデジタル化したことで他にも恩恵がある。

それはカードゲームにおいて全体のバランスに比べてあきらかに強すぎる・弱すぎる場合に調整が入ることになる。この調整は「エラッタ」と呼ばれ、例えばカードに複数枚入れられるところを1枚しか入れてはいけないとか表面的な対策なら問題ないが、カードのパロメーターや効果といったものを変えようものならカードに書いてある説明文を変える必要があるだろう。

現実のカードの場合「このカードの説明はこうだけど、実際はこうなって・・・」といった感じで二度手間な感じになってしまう。説明の内容が見た目と現実の間でどうしてもズレてしまうのだ。

この「エラッタ」と呼ばれる調整も「デジタル化」したことで大きく改善された。すべてがデジタルで表記されているゆえに簡単に情報を書き換えることが可能になった。

このように「カードの持ち歩く必要がなくなった」、「エラッタへの適応が容易」なこと。この2つがデジタル化されたカードゲームにおいて非常に大きな強みだった。

ところが6年の間にいろいろな出来事が起こった。当たり前だがこのゲームの人気が徐々に下火になったこと、シャドウバース、遊戯王リンクス(遊戯王のデジタル化したもの)など多くのデジタルカードゲームがリリースされたことなどが言える。

自分はこのゲームにかなりの思い出がある。発売された当時はあまりおもしろそうに見えなかったのと値段が少々高い(1回遊ぶのに300円が必要)ことであまり興味を持てなかった。

ところが後に基本プレイ無料化されたことで一気に興味をもった。ゲームセンターにおいて基本プレイ無料化をするというのは画期的な試みだった。基本プレイが無料だから気軽にプレイすることができる。

ところが、無料の範囲内でプレイをしていくと徐々に物足りなくなりカードを揃えたくなる。この手の仕組みは今でもスマートフォンゲームではよくある仕組みだ。これをゲームセンターで行ったというのが画期的な試みと言えるのではないだろうか。

こうして自分はどんどんこのゲームに投資をしていった。実力はかなり弱い方だったがカードゲームにかなりのお金をかけたのは後にも先にもこれだけになるだろう。

ちなみにこのゲームには希少度(レアリティ)というものが存在し、一つのバージョンで新しくカードが50枚出たとするとその中でレアリティが5段階割り振られている。当然一番出にくいものが強い。

そしてこのゲームにおいて重要なのは1つのゲームで同じカードを三枚まで使えることだ。そのためレアリティが高いカードだとそれを3枚集めるだけでかなりの額が必要になる。

一般的に言われていた話だと新しく出る50枚の中ですべて3枚揃えるにはおおよそ3万円ぐらいが必要だと聞いていた。基本ゲーム無料とは裏腹に実は結構な額が必要であった。

ただ補足すると一般的な有名なカードゲームに比べるとかなり良心的だ額だったそうな。どれだけ他のゲームは投資が必要なんだということを思い知らされる。

なお自分がこのゲームに投資していた金額としては上の方を見ればそうではないんだけどそこそこにお金を入れていたと思う。そして使うカードは比較的入手性が高いもので構成したデッキを作って遊んでいた。

さて話を戻すことにしよう。そんなこんなでこのゲームにかなりハマっていった。ゲーム性もデジタル化を存分に活かしたものになっていたし、時にはロマンのあるデッキを作ると行った楽しみにもハマっていった。

そして時が経ち、自分はどんどんこのゲームから離れていった。理由としては毎回新しいバージョンごとにお金を入れていくことがしんどくなってきたことが大きかったと思う。

この手のゲームで大体言われているのは全部そろえてからがスタートラインという話だ。全部揃えるにはないにしろある程度のカードを揃えるにはそれなりのお金がいる。

カードゲームにおいていうと最新のバージョンのカードを常に入れ続けていかないと化石となってしまい普段勝てないものがますます勝てないものになってしまう。

ただ基本プレイが無料ということもあって離れていったものの、タイミングやモチベーションが合えばたまに程度だがプレイしていた。このゲームの魅力はデジタル化したゆえのゲームルールだ。

他のカードゲームのルールをあまり良く知らなかったかもしれないがこのゲームは本当によくハマったものだと思う。

そしてつい先日の4月10日、このゲームのサービスが7月に終了することの発表があった。あわよくばオフライン化してどこかのスポッチャあたりでひっそりと置いてあることが良いような気がするがなかなか現実的にはうまくいかないだろう。何より対戦相手もいなくなることも大きい。


「コードオブジョーカー」ありがとう。このゲームによってカードゲームの楽しさを知り、長くハマることができました。

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久しぶりに長くなったがこのゲームは思い入れが高かったので思い切って書いてみることにした。他にもすでにサービスが終了したものの面白かった、ゲームは多くある。それらもまた機会があれば書いていきたい。

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