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読者を決める

最近・・・といっても8月の終わりぐらいから(具体的には「輝く光」あたりから)ですが書き方を少し変えた。常に読んでくださる方にとっては変わった印象を受けたのかは分からない。もしかしたら内側の意識だけかもしれない。


 変えた部分はいくつかあるがその一つとしては「読者を誰にするか」ということを決めたことです。そもそも今までは思いつくことを「みんな」にという感じで誰に対してというのは明確に決めていませんでした。誰に対してなのかは自分のフォロワーさんを眺めていてこのあたりの世代に一番読まれているなということがわかったのでそれをベースに決めています。


 そもそも読者を決めるということを決めたのは上阪 徹さんの書かれた「 超スピード文章術 」がきっかけです。この本はそもそもtwitterを眺めていてちょうど書くことに興味を持っていたので勉強にもなるかと思い買ったもの。キャッチコピーが「『1日300字』から『1時間3000字』『5日で本1冊』へ」となかなかに挑戦的であると同時に妙な方向性を感じる1冊です。ちなみにこの方のプロフィールによると23年間で一度も締切に遅れたことがない。 「1ヶ月15万字」「5日で1冊」を書き上げる・・・らしいです。


 この本の内容を簡単にレビューしますと「何か魔法のようなものが存在する」と期待しすぎるとがっかりします。驚くほどにオーソドックスなことしか書かれていません。ただ何がすごいかというと、各作業の線引きやネタ集め(この本の中では素材と呼ばれる)がしっかりしているということです。例えば自分の場合はまだ未熟なので書くと同時にネタも少し集めたりと、ネタを集める作業と書くという作業が混ざった絵の具のように混在しています。ただこの本では明確にその作業を分離しています。「後は書くだけ」だからこそ早く書けるということです。


 さてこの本で書かれていた「読者」についてですが、読む人をイメージしないで書くというのは真っ暗闇の中、誰が席に座っているか全く分からない中でプレゼンをするようなものだと書いてあります。また誰に向かって書くかで同じものでも微妙に異なることがあります。そこで「読み手をイメージしよう」というのが重要になってくるわけです。


 この本の中での究極的な方法のおすすめの一つとして「知人の中の一人に向けて書く」というのがあります。知人なら誰というのが非常にイメージしやすくこの人なら喜びそうなネタを探すをすることでより読者を意識したものが出来上がる…そうです。


 ちなみにこの本にあった「知人の中の一人に向けて書く」ですが、たまたま同時に読んでいる別の本でも同じことが書かれていました。この方法はもしかしたら真理のひとつかもしれません。


さてこのように読者を明確に決めようということになって、決めて、今に至ります。しかしSNSなのでいろいろな人とつながりたいという考えが交錯したり、また読者の好みをいまいち掴みきれてなかったりとまだまだ修行の日々。

#日記 #エッセイ #コラム #読者

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